千曲市議会 2021-09-16
09月16日-05号
◎市長(小川修一君) 今思えば、
情報交換会の席でお話すればよかったなと思っておりますけれども、基本的には議会の同意を求める重要な人事案件と異なる、いわゆる
アカデミーのメンバーの1人の人選ということなので、さほど事前の議会の方に報告して理解を求めていくという内容ではないと私は認識しておりました。 そういったことが、結果的に皆様に大変不快な思いをさせてしまったということはおわび申し上げたいと思いますが、他意はございませんので、よろしくお願いいたします。
○議長(和田英幸君)
柳澤眞由美議員。 〔19番
柳澤眞由美君 質問席〕
◆19番(
柳澤眞由美君) 先ほどから、
情報交換会のときに話せばよかったとか、事前に話しておけばということがございますので、何せこういう情報の行き違い、あるいはそういう些細な誤解が今後生まれないようにということで、よく市長には、心して今回のこの議会の緊急質問に至った経緯をよく振り返っていただきたいと思います。 それで、
まちづくりアカデミーは、市長の諮問機関として大いに活用されて、施策が推進されていくことを、市民も私も望んでおります。 今回、私が9月議会で提案した若者の移住・定住とか、子育て・教育を中核に据えた
まちづくりだとか、そのようなこともこういうところできっと進めたいという考えがあったのかとは思います。委嘱は市長が行いますが、
アドバイザーへの皆さんには税金を払うことになります。その要綱を見ますと、1時間5,000円という
アドバイザー料や交通費実費、宿泊料を支払います。さらに、講演料は個別に協議して別途支払う
要綱運用基準に決められております。平成27年に定められた要綱にのっとって決めたのか、あるいは運用基準は令和3年6月1日付ですが、新たな金額、予算を定めたのか、税金の使い方について、市民への説明責任を果たすよう求めたいと思いますが、市長の答弁を伺います。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) やはりアドバイスを受けるに、無償というわけにはいきませんので、常識の範囲内の金額はお支払いするという以前と同じ要綱のままでございます。 先ほども申し上げましたけれども、特に若い世代、そして、女性の視点の
まちづくりということを進めてまいりたいと思いますので、そうしたアドバイスを頂けるように、積極的に活用していきたいと考えております。
○議長(和田英幸君)
柳澤眞由美議員。 〔19番
柳澤眞由美君 質問席〕
◆19番(
柳澤眞由美君) 活用していただくのは結構なんですが、やはり税金の支出を伴います。この予算規模というんですか、
補正予算等の何か対応があるのか、既決予算内のどこかにそんなお金が入っているのか、お尋ねいたします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 当面は、既決予算で対応していくということでございます。
○議長(和田英幸君)
柳澤眞由美議員。 〔19番
柳澤眞由美君 質問席〕
◆19番(
柳澤眞由美君) 3月の
予算委員会が終わっているので、既決予算というと、企画政策部のどの部分に値するのかということと、今、コロナ禍でオンラインあるいはSNS、メール、こういう形を使ったアドバイスも出てくるのではないかと考えておりますが、SNS、メール、どういうものを1時間単位5,000円とするのかとか、細かい規定は決められているのか、今、2点お願いします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。
齊藤企画政策部長。 〔
企画政策部長 齊藤清行君 登壇〕
◎
企画政策部長(齊藤清行君) 予算の件について、私から答弁させていただきます。 本年度の当初予算の中で、企画費の中の報償費、それから旅費の費用弁償が既に既決を、予算化されているということでございます。
○議長(和田英幸君) SNS、メール等の扱いについて答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) SNSですとかメールの活用という御質問ですけれども、当然そこで対応できる部分は対応してまいりたいと思いますが、その辺りは時給だとなかなか算定が難しいので、そこは要綱に不備があると私は理解いたしましたので、そこは今後詰めていきたいと思います。 ちなみに、中島恵理さんとは、オンラインのZoomでお話もさせていただきましたが、また今月の下旬にこちらにお越しいただいて、直接アドバイス頂くということになっております。
○議長(和田英幸君)
柳澤眞由美議員。 〔19番
柳澤眞由美君 質問席〕
◆19番(
柳澤眞由美君) 今、答弁で、報償費から払うというお答えでしたけれども、事前にもう若狭氏はじめ、
アドバイザーの考え方は、3月の予算をつくるときにあったのか。それが今披瀝している、今明らかになってしまったのか、そこをお聞きします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 冒頭に申し上げましたように、以前から熊谷さんには継続して任期お務めいただいています。随時5人程度を想定していますので、いい方がいれば補充していきたいという思いはありました。
○議長(和田英幸君)
柳澤眞由美議員。 〔19番
柳澤眞由美君 質問席〕
◆19番(
柳澤眞由美君) 今、私、御指摘させていただきましたが、SNS、メール、オンライン、そういうものの報償もしっかりと要綱を決めていただかなければ、こういう言い方は失礼ですけど、際限なく払っていかなくてはいけないのではないかと心配しております。 だから、そういう常識的な範囲と、さっき小川市長はおっしゃいましたけれども、実際にこっちへ来てやっていただくというとはっきりしていていいんですが、そういう
オンライン活用、メール活用は要綱をまたしっかり定めていただくということはお願いしたいと思います。 最後に、車の両輪に例えられる市長部局と議会の
信頼関係構築についてを伺いたいと思います。 今後の情報提供について、どのように考えているのか。今回、後出しのように私たちには受け取れて、そして、なぜこういう人選をなさったのかという疑念が湧き上がり、そして、それが8月30日の初日にも市長のお話にはなく、一般質問もできなかったということで、今回、緊急質問を行っております。今後の情報提供についてや議会と市長部局の信頼関係について、どのように考えておられますか。 この重要な施策について、議会の議決は必要ないとおっしゃいますが、やはりこういう大事なことが新聞報道で知らされるということは、大変な驚きと残念な思いでおります。議会との向き合い方、
信頼関係構築、これからの市政運営において、議会への情報提供や共有について、小川市長はどう考えて行動されていくのか伺います。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 議会との信頼関係でございますけれども、当然、私も皆様と信頼関係を築いていきたいという思いは常にございます。 先ほども申し上げたかもしれませんけれども、今回の
アカデミーの制度そのものは、以前からあった制度でございまして、そこの人員を補充するという認識で私はおりました。そういうことで、補充と言うと失礼な言い方になってしまいますが、委嘱をして、また追加で報告できればというぐらいの認識だったものですから、その辺りは皆様と少し認識のずれがあったということが率直な思いであります。 いずれにいたしましても、議会の議決を必要とする案件ではないということがありましたので、事後の報告で、事後の検証にお任せしたいという思いがありました。 ただ、今後、御指摘も踏まえて、適時適切に、内容によって事前に御相談するほうが好ましい案件も出てきたときには、御相談させていただこうかと存じます。今回の件に関しては、そこまでの重要性を持つものではないというふうに私が認識していましたので、その認識のずれについては後の報告になってしまったということで、皆さんが不快な思いをしたということをおわび申し上げます。よろしくお願いします。
○議長(和田英幸君)
柳澤眞由美議員。 〔19番
柳澤眞由美君 質問席〕
◆19番(
柳澤眞由美君) もう一度お聞きしますが、今後も事前に
情報交換会はやるのか。それから、適時適切というのは、やはり市長個人でお決めになるのか、隣に副市長さんもおりますけど、適時適切な御相談内容というのは、どのように決めるのか、お願いします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君)
情報交換会につきましては、先月やらせていただいて、今月もやらせていただけるものと私は認識しておりますので、終了してしまったとは思っておりません。そういう意味では、これからも続けていきたいと思います。 私のほうで、もちろん正副議長にお示しする情報もございますけれども、逆に議会側からの情報も頂きたく存じますので、そういった意味でも信頼関係は築いていきたいと思っています。 そして、適時適切な判断は誰がするのかということでございますけれども、それは申し上げるまでもなく、市長である私が判断いたします。
○議長(和田英幸君)
柳澤眞由美議員。 〔19番
柳澤眞由美君 質問席〕
◆19番(
柳澤眞由美君) 小川市長が自治体の長であり、責任者であり、市民の幸福の責任者ですので、権限がおありです。 しかし、議会も、選挙を経て市民から選ばれてここに立っている20人がおりますので、そういうことを鑑みまして、適時適切な内容はしっかりと熟慮されて情報提供、交換会をお互いにできればと強く強く思いますので、お願いしたいと思います。このような事態が二度と起こらないようにということも含めて、副市長は、自治法167条に、市長の補佐や職員の事務監督だけでなく、市長の命を受けて政策及び企画を司り、業務の検討や企画立案を行うとされてきております。行政の経験値が非常に高い大内副市長は、市長の補佐役として、職務、議会対応について、つなぎ役ができるのではないかと大きく期待するところでございますが、副市長としての働きというか、お考えというか、いかがでしょうか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 大内副市長。 〔副市長 大内保彦君 登壇〕
◎副市長(大内保彦君) ただいま、副市長の役割について御指摘いただいたところでございます。副市長の役割については、今、議員さんおっしゃったとおりでございまして、その辺については深く認識して、邁進したいと思っております。 昨日の会議の中でも申し上げたんですが、副市長は当然市長を補佐するわけなんですが、あくまで市長の言ったことをそのままただということではなくて、やはりその中で十分協議をして、私のほうでこう思う、あるいは庁内はこう思うということで調整しながらやっていくのが筋だと思っております。 ただ、最終的な判断というのは、やはりこれは最高の長である市長が行うべきものでありますし、また、先ほど選挙のことも言われたんですが、市長はやはり市民の負託を受けて選挙を経ているということで、その決定というのは大変重いものだと思っております。 したがいまして、その立案あるいは補佐、あらゆる面で市長のために異議も申し上げますが、最終的に市長が判断したことについては、それに従うのが副市長以下職員の責務だと思っております。
○議長(和田英幸君)
柳澤眞由美議員。 〔19番
柳澤眞由美君 質問席〕
◆19番(
柳澤眞由美君) 市民の幸せ、
まちづくり推進について、副市長は、市長の補佐となりながら進めていただく立場にいるかと思いますので、お互いに選挙で選ばれた市長、議会の両輪がうまく進んでいくようなつなぎ役をぜひ副市長にも期待すると同時に、私たちも今回このような席を急に議長に認めていただきましたけれども、市長にはしっかりと情報交換だけでなく、切磋琢磨して進めるようにしたいと思います。先ほどから市長にはおわびをしていただいておりますけれども、今後このような認識のずれが起こらないようにということを希望しまして、私のほうからの質問は終わります。
○議長(和田英幸君) 続いて、16番、
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 議席番号16番、一志会、小玉新市であります。緊急質問の時間をつくっていただきましたことに、改めて感謝を申し上げます。 千曲
市まちづくりアカデミーについて、まずお聞きをいたします。 前段で、柳澤副議長のほうから、経過はお話ありましたので、省かせていただきますが、市長は、前市長が設置しました千曲
市まちづくりアカデミーをさらに活性化させたいとして継続されたと、さきの
議会全員協議会のほうで答弁されましたが、この件につきましてお聞きをいたします。 千曲
市まちづくりアカデミーはどのような構成をされるのか、そして、どのような分野での起用を考えておられるのか、この全体像をお示しいただきたいと存じます。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) それでは、改めまして千曲
市まちづくりアカデミーについて、御説明させていただきます。 平成27年の岡田市政のときに設けられた制度でございまして、市が直面する課題や長期的戦略を必要とする政策課題等の解決に資するため、専門分野の学識経験者を構成員として設置するものでございます。 市長のシンクタンク的な位置づけのほかに、職員ですとか市民の方に対して、講演会等を通じてそれぞれの専門分野の最新情報等を御紹介していただく仕組みも備えております。いわゆる市長直属のものということではなくて、市の全体の利益になるためのシンクタンクだと御理解いただければと思っております。 今回、千曲
市まちづくりアカデミーの活性化を図りたいということを再三申し上げてありますが、現在は健康福祉分野で熊谷勝子さん、そして、地方創生のことについて若狭清史さん、そして、環境、子育て、女性活躍等の分野に中島恵理さんを委嘱しているところであります。 今後考えているところが、観光行政ですとか、あるいは危機管理、そういったところを強化したいという思いがございます。 今後、他の分野につきましても、
アドバイザーの選考を進めて、それぞれの分野の専門家から、私の政策に対する御助言を頂く中で、市の課題解決、また、提供される情報を基に、新たな施策の立案など、行政運営に生かしてまいりますので、何とぞ御理解をよろしくお願いいたします。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君)
アドバイザーは、各部署から要望を受けて市長が委嘱されるんですか。それとも、市長がお選びになられて委嘱されるんですか、どちらでしょうか。 そして今回の若狭氏は、市長独断で起用されるんですか。それとも、担当部署のほうからの要望で決められ、委嘱されたんでしょうか。この2点、お聞きします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 今の御質問ですけれども、両方あり得ます。担当部局のほうから、こういった方をぜひ
アドバイザーにしてほしいという場合もあろうかと思います。今回は、私の判断で委嘱をさせていただきました。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) もし、新たに構成されるんでしたら、まず、この全員を一度に紹介していくのが普通ではないかと思うんです。前市長も、これをやりますと言われて、平成27年に決められて、平成28年の1月の市報に写真入りで、皆さんを紹介されているんです。なぜそうしたことに、若狭氏1名を先に起用され発表して、全員協議会で委嘱されたとお聞きしましたけれども、なぜそろってから発表されなかったのでしょうか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) まず、全体で5人程度ということがそもそもございまして、同時に発表すれば、それは理想的でございますけれども、岡田前市長のときも、過去の構成員の
アドバイザーさんの委嘱期間は全てずれております。結果的に、皆さんおそろいのときに市報で発表されたと私は理解しております。私のほうも、順次新しい方が委嘱できましたら、ある時点でまとめて皆さんに一覧の何か顔写真ですとか、分野とかお名前等を報告させていただきたいと思っております。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 市長、そうではなくて、なぜ若狭さんを先にこのように発表されたのかということをお聞きしているんです。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 若狭さんが私になってからの委嘱第1号ということもございますし、まさにこうして議員の皆様が、若狭さんについていろいろ御質問をされるということを想定しまして、早くお知らせすることが市民の皆様にもお知らせすることになるということで、真っ先に発表させていただいたということでございます。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 全員協議会では、記者の質問等に答えたときに報道されてしまったというようなこともお聞きしたと思うんですが、その時点で、今お話ししたように、全体像を一緒に御説明すれば、もうちょっと分かりやすかったのではないかと思うんですが、なぜ、そこで全体像をお示しされなかったんですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 私が取材を受けたときには、全体像もお示しする中で、こういった
まちづくりアカデミーという制度を活性化したいという思いはお伝えしてあります。その後の報道の仕方については、私が何か意見できるものではありませんので、後は報道に委ねられたということでございますので、私からは全体像は既にお示ししてありました。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 全体像を示しておられたと、今、答弁されたんですけども、私どもも全然その辺は知らなかったです。どこにその辺を発表されたんでしょうか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) そもそも
まちづくりアカデミーという制度は小玉議員さんが議員さんでいらっしゃった平成27年からある制度で、今までの構成員の方も承知されていると思うんです。ですから、全体像が分からないという御質問は、ちょっと私は理解できないんですけれども、新聞報道が最初にされた次の日の同じ信濃毎日新聞に、5名程度を予定していて、今、ほかにも人選しているという旨の記事が掲載されたと私は記憶しています。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 先ほど市長は、この
アカデミーをさらに活性化していくというお話がありましたので、内容が相当変わってくるようになると私も思ったんですが、そうではないのでありましたら、それで結構です。 先ほど、予算の関係も出たんですが、千曲
市まちづくりアカデミー要綱は平成27年6月に策定されたことの中に、第7条に必要な事項は別に定めるとして、令和3年6月に運用基準つくられました。なぜ6月に改めて運用基準がつくられたんですか。 併せて、事務局は企画政策部総合政策課政策推進係に置くとなっていますが、本来これですと、もう新しくできましたので、行政マネジメント室に管轄を置かれたほうがはるかに分かりやすいのではないかと思いますが、なぜ置かれたのか、それもお聞かせください。担当部長でも構いません。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。
齊藤企画政策部長。 〔
企画政策部長 齊藤清行君 登壇〕
◎
企画政策部長(齊藤清行君) ただいま御質問いただいたとおり、
アカデミー要綱に基づく運用基準は、令和3年6月1日に制定をされております。 要綱に基づいて市長が別に定めるということで、時の市長の意向を踏まえまして、さらに具体的に、例えば
アカデミーの業務に関するそれぞれの役割を明確に定めるように指示があって、市長の役割、
アドバイザーの役割、あるいはまた部長会議の役割、そして、市職員、市民の役割という部分で、6月1日まで時間がかかったというのが正直なところだと思います。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 2つ目の質問で、事務局はなぜ企画政策部に置かれたんですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 先ほど来申し上げましたとおり、以前からある制度をそのまま活用しておりまして、企画政策部の中に事務局があるということ、そのままでございますので、特に変更する理由もございません。 そしてまた、行政マネジメント室というのは、全く役割が違うということで、私は認識しておりますし、私が行政マネジメント室を立ち上げた目的というのは、いわゆる縦割りの行政に横串を指す、そして、前例踏襲で、ただ慣例で進めている事業で、見直しをしなければいけないものがあれば、それを見直したり、無駄を省いて歳入を増やす努力をするとか、そういうようなことを考えております。 そして、市民の声を聞く会ということで、私は申し上げてきた公約を実現するための機動的なチームが必要ですので、お出かけシェアトーク事業も行政マネジメント室で受け持っております。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 先ほど齊藤部長も答弁されましたが、本年度予算に企画事業費、各種調査審議等報酬で360万円になっています。これは、私どもで可決させてもらいましたが、内容は、講師の報酬であるとかセミナーの費用等に考えていると、いわば市長の市政方針等に係る経費を計上したと説明されました。この予算を
アドバイザーの報償金に充てるため、窓口を企画政策部に置いたんではないでしょうか。当初は見送っていた顧問の報酬ではなかったのですか。5名を委嘱したと言われていますが、どのようにその予算を計上するのか。先ほどの話ですと、ここで使われるということですか、部長。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。
齊藤企画政策部長。 〔
企画政策部長 齊藤清行君 登壇〕
◎
企画政策部長(齊藤清行君) ただいまの御質問ですけれども、企画費の中に企画研究費という別の目、節がございます。お尋ねの報酬ではなくて、あくまでも報償費、講演会等の講師謝礼という形で、今年度はもとより、昨年度もその前の年度も報償費として予算化をしている。合わせて旅費も費用弁償として交通費用で予算化しているということでございますので、お尋ねの報酬としての部分での支出は考えてございません。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 一言で申しますと、若狭氏の起用を考えたら、この千曲
市まちづくりアカデミーの
アドバイザーがあるので、そこに合わせたと思われるんですが、その辺はいかがですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 360万円の件でよろしいですか。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 若狭氏の起用を考えた場合に、この千曲
市まちづくりアカデミーの
アドバイザーがあるので、そこに若狭氏を合わせたのではありませんかという質問です。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 若狭さんをその
アドバイザーに合わせたという表現なんですが、合わせたといいますか、2月の顧問をどうするといういろいろ議論の中で、報酬が月30万円という高額な報酬は、市民感情に反するという御指摘を頂く中で見直したという経緯があります。 ただ、その見直した理由はそこですので、そもそも若狭さんを起用する理由ですとか期待していることは全く変わっておりません。 その中で、私としても
まちづくりアカデミーの活性化をするときに、若狭さんのことが浮かびまして、それで若狭さんをまたお願いしようと思ったということでございます。 そういう当てはめたと言われれば、そういう表現になろうかと思いますけれども、私が目指しているものにちょうど期待に応えてくれる方だというふうに認識しています。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) それでは、その若狭さんの起用についてお聞きしてまいります。 今年の2月に若狭氏を顧問として、先ほどお話ししましたが採用されようとされました。その内容ですが、人選の経過で若狭氏を選んだ理由は大きく3つあると説明されました。 「1つは、千曲市を変えよう、よくしようという志をもって市長選に臨もうとした姿勢や熱き思いは、今千曲市に必要と考えたこと。2つ目は、若狭氏が千曲商工会議所の若手会員たちから絶大な支援を得ていたことから、千曲市の産業の活性化に寄与できるものと考えた。3つ目は、自治体や企業などの経営支援を手がける辻・本郷ビジネスコンサルティングの取締役であり、全国の自治体などで活躍しており、全国的な事例や国の動向などから様々な提言を頂けると考えたから。そして、政策上のブレーン的なイメージで人選をした次第です」と、当時の一般質問で答弁されています。 しかし、若狭さんを顧間にするのは、市民の意見を尊重して見送ることとしたと。その内容は、「市民の声として「大きな台風災害やコロナの影響もある中で、形骸化、硬直化している市政に対し、新しい民間感覚のアイデアが加わることは重要だ」という意見や、「なぜ税金を使って新たな人材を登用するのか」、あるいはまた、「いらぬ憶測で若狭氏御自身に御迷惑をかけるわけにはいかない」というような理由により、見送りさせていただいた」と答弁されました。つまり、市長自ら見送る決断をされた。 そこでお聞きしますが、若狭氏とはどのようにしてお知り合いになったんですか。また、どなたからの紹介とか、推薦等々はおありになったんですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) なぜ若狭さんなのかという理由は、先ほど小玉議員さんが以前の私の答弁を引用されましたので、繰り返しになりますので省略いたしますが、いずれにしても私は若狭さんとは、実は以前から面識もありました。そして、たまたま選挙にお出になろうとしていた方だったということで、公開討論会なども一緒にさせていただきました。 前市政を変えたいという同じ思いを持っていた方だと私は認識いたしまして、停滞感あふれる千曲市を前に進めたいという思いで、私と共通の思いで千曲市の課題についても十分に理解をしていただいている方、そして公約に掲げていた政策にも共通点が多かったということがございました。 そうした意味で、私が進めようとする施策を進めていく上で、私がお願いできる人ではないかと思ったということでございます。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 私がお聞きしたのは、若狭氏とはどのようにしてお知り合いになったのか、どなたかの紹介とか、あるいは推薦とかあったんですかとお聞きしているんですがお願いいたします。
○議長(和田英幸君) 再度答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 先ほど申し上げたとおりで、面識があった。紹介によって、推薦によって今回お声掛けをしたということではございません。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 市長が自ら若狭さんにお声をかけて、それでいろいろそういう接点をお持ちになられたということでよろしいんでしょうか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) はい、そうです。先ほど申し上げたように、同じ思いで千曲市を前に進めたいという共通点がありましたので、私のほうから声をかけさせていただきました。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) コンサルタントされているというお話ですけれども、実績等はそのとき会って知り得たということですか。 もう一つお聞きしますが、このコンサルト業というのは、本当に多くの方々や企業がありますけれども、今、若狭さんに委嘱されましたけれども、それ以外にどのような企業とか、どのような方とか当たったりしたりしたのでしょうか。その辺も具体的にお聞かせください。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 個人のプライバシー等に関わる、また企業の秘密等もありますので、全てお答えするということは私も差し控えたいと思いますが、私のほうで先ほど若狭さんにお願いした理由を申し上げました。 その理由のとおり、同じ思いを持って千曲市を前に進めたい、停滞感ある千曲市を変えたいという思いがあったこと、そして千曲市の課題についてよく理解されているということで、私からお願いをしたということでございます。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 前後しますけど、先ほど市長は自ら連絡をとって、自らお会いしたと。それが昨日の会議では、若狭氏とは3回ほどしか会っていないという答弁をされましたが、3回ほどしか会っていないそういった実績や経験や熱き思いなど、そのときにも十分お分かりになられたんですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 昨日の全協での説明のときの3回というのは、若狭さんを顧問へすることを見送る判断をした後の話でございまして、それ以前から面識もありましたし、先ほども申し上げました公開討論会等も一緒になりましたし、顔を会わす機会は多かったです。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 若狭さんが全国の自治体などで活躍されているというお話もされました。 ホームページで本人のプロフィールを見させていただきますと、地方自治体の
アドバイザーというのは、1つの自治体しかないんです。ほかの自治体でどのような
アドバイザーを行っているか、その辺は調査研究をされましたか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 先ほども申し上げましたけれども、そのコンサルタントの方の守秘義務等もございますので、公表できない部分のほうが多いということは御理解いただきたいんです。私が経歴等を伺っている中では、北海道から九州にかけて様々な、例えば自然エネルギーの活用の事業ですとか、企業誘致の工場建設の補助金の獲得ですとか、コンパクトシティの支援、震災の復旧支援のグループ補助金の活用など、様々な補助金の獲得等に非常に力のある方だと認識しています。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) それは一つの政策なものだと思うんですが、どこかのところと契約されたりしていないと、そういう話はできないのではないですか。 例えば、どういうところはこうやっていますよと、この自治体ではこういうことをやっていますよか、こういうことやっていますよという話は出なかったんですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 先ほども申し上げましたけれども、そういった個々の事例のどこで何をやっているということは、守秘義務もございまして、外部には基本的にはお話しされないということでございます。 ただ、私は個人的にお話する中では、どこどこの事例という具体的な事例は出してお話をお聞きしております。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 大体その事例を出すときには、こういった事例がありますからというのを一般質問でも皆さんやっていらっしゃいますし、私はそんなに秘密的なものではないなと思うんですが、それはいいです。 若狭氏は、辻・本郷ビジネスコンサルティングの取締役で様々な提言を頂けるとしています。本郷ビジネスコンサルティングの企業に勤めておられる方なら、その企業と契約されたほうが、はるかに千曲市としてはメリットがあるのではないかと思いますが、なぜ個人との契約なんでしょうか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 先ほども申し上げましたけれども、具体的な企業の内容については、こういう公開の本会議の場でなじまないので、昨日、全員協議会で答弁する機会を頂いたわけでございます。 そこで御質問頂ければという思いもありますけれども、基本的には若狭さん個人との契約ということでございますし、今回
まちづくりアカデミーの構成員ですから、当然メンバーのお一人なので、個人ということで考えています。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 個人との契約なんですけども、この方は企業の取締役ですよね。企業の中の取締役ですから、本来ならその企業と契約されたほうがメリットがあるじゃないですか。それをなぜ個人なのかをお聞きしているんです。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 先ほども個人で構成員なので、個人ということでお話ししました。
アカデミー自体は個人を予定していますので、当然個人になります。 そして、以前構成員でお務め頂いた方も、企業の所属の方でございましたので、ここでもしよろしければ、お名前も別にお出しできますけれども、そこまでする必要もないと思いますので、企業に所属していた、団体に所属している方でございます。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 今までの
アドバイザーで企業所属の方ですか。その方々はたしか学長であり、講師であったりしているはずですが。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 小玉議員さんの御質問の趣旨は、属している企業の役員とか、そういった方であれば、そこの会社の法人なりと契約をするのが筋だとおっしゃいました。 そういう理屈で言うと、例えば大学の先生にお願いするときも、大学と契約するという話になるんですね。そういうことではないということで、御理解を頂きたいと思います。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 市長、その辺のところは私ちょっと根本的に違うと思うんですが、いいです。 さきの市長選で、若狭氏は告示日に立候補を取りやめてしまいました。もし立候補して選挙戦になれば、市長としての志や政策なども知り得たかもしれません。そしてもし仮に選挙をやられて落選してしまっても、その考え方は千曲市に必要と思ったら、起用すれば私も市民も誰も疑念を持たないと思うんですよ。選挙がなかったから問題なんですよ。私どもは疑念を抱いている。 ですから、そうしてやっておられれば、このような緊急質問も私も質問はしませんでした。 確かに、先ほど言われましたように、この件につきましては議決案件でもありません。市長の専権事項です。しかし、私のところにもメールや電話など、一度見送った人をなぜ採用するのかとか、議会は何をしているんだといった声がすごくあるんですよ。 全員協議会でも市長はそのような声はありませんでしたと、匿名の手紙が1通来ただけですと言われましたが、この件で市民、あるいは市長の後援会の方々の御意見とかはお聞きにはなられないんですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 繰り返しになりますけれども、この本会議の場でそういった個人の例えば選挙もそうですけれども、名誉とかプライバシーを侵害するような個別具体的な質問というのは、この場になじまないと私は理解しています。 それは、再三全員協議会の場でやっていただきたいということも申し上げております。その場で御質問頂ければよろしかったのに、なぜ今質問されるか分かりませんけれども、いずれにしてもそれは結果として小玉議員さんがそういうふうに感じているということです。もちろん議員さんもそれぞれ支援者の方いらっしゃいますし、いろんな御意見伺うと思いますけれども、私の周りの方には、そういう方は今回はいらっしゃらなかったということは、紛れもない事実でございます。 そして、ここは申し上げていいかどうか迷うところですが、私に対するそのスタンスの違いが、皆さん議員さん方と私とのスタンスの違いによって、当然その市民の感想というものも違ってくると思いますので、御理解をよろしくお願いします。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 市長、ただね、この件でお聞きしたいのは市民の皆さん、あるいは市長の後援会の皆さんとこの件に関して御相談とかはされたんですかってお聞きしているんです。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 私の場合は、そういった相談はしておりません。なぜなら、私のところを全面的に信頼を寄せていただいて、「小川に任せた、やってくれ」という思いの方が大半だからでございます。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 最後になりますけども、よく「瓜田にくつを入れず、李下に冠を正さず」とよく言われます。私もできるだけそうしたいと思っていますけれども、こういった私や多くの人たちも疑念を抱いているというのがあるんですよ。ですから、その辺はぜひ市長自らで疑念を晴らしていただきたいと思います。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 繰り返しになりますけれども、その疑念を抱くとか、それは私に対する議員さんの立ち位置によって異なってまいります。私を応援している方は、決してそういう疑念は持ちません。 大変申し上げにくいですけれども、前市長を応援された議員さんたちとそうでない方とでは、私に対する見方は変わってまいります。それは当然のことだと思いますし、理解もできますので、そうした議論については、私は答弁はするつもりはありませんので、よろしくお願いいたします。
○議長(和田英幸君)
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 質問席〕
◆16番(小玉新市君) 以上で終わります。
○議長(和田英幸君) ここで15時20分まで休憩いたします。 午後3時5分 休憩
---------------------------------------午後3時20分 開議
○議長(和田英幸君) 続いて、8番、
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 議席番号8番、千風の会、金井文彦です。引き続き、千曲
市まちづくりアカデミーアドバイザー委嘱について、小川市長に質問いたします。 質問の1つ目、なぜ若狭氏なのかという疑問です。これは、今回の
アドバイザー委嘱におけるこれまでの議会の対応や市民の否定的意見の根本であり、最大の理由であると断言いたします。 これまでの御答弁をお聞きした中で、なぜ若狭氏かという、私や市民の疑念の認識と小川市長の認識とに大きなギャップがあることが最大の問題ではないでしょうか。 市長選に名乗りを上げ、告示日に病気を理由に立候補を取りやめた若狭氏を、小川市長は一度ならず二度も
アドバイザーとして招聘された。若狭氏は全国に名の知れたコンサルティング会社の役員など、多くの会社の要職に就かれる非常に優秀な方でしょう。しかし、どんなに優秀な方であろうと、告示日に立候補を取りやめ、結果、市長となられた小川市長が二度も市政の
アドバイザー役として抜擢しようとする。この事実だけをもって、様々な憶測が飛び交うことは、ある意味仕方のないことではないでしょうか。繰り返しますが、これは、若狭氏個人、そして小川市長を非難するものではありません。 そこで、市長の御認識について伺います。 先ほどお話ししたとおり、小川市長は若狭氏を二度招聘されています。一度目は、2月に顧問にと、二度目も同じ起用理由で今回の
まちづくりアカデミーの
アドバイザーとして。事実だけを整理すると、どちらも市長の専権事項でありましたが、1回目の顧問就任については、事前に議会に報告をされ、熟慮された結果、断念された。今回は、議会への事前報告はなく、既に委嘱をされている。共通していることは、どちらも新聞報道が先で、直後に
議会全員協議会での報告という点でありました。 ここで疑問なのは、小川市長がこれほど市政への
アドバイザーとして期待をされる若狭氏を登用した2月の顧問就任について、議会への筋を通したにもかかわらず、今回見送られた最大の理由は何か。その理由をお聞かせください。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 起用理由につきましては、再三答弁したとおりでございます。そして、見送った理由ですけれども、これも再三になりますが、報酬月額30万円という金額をお支払いをするということが、市民感情からいかがなものかという声が私のほうに寄せられました。税金を使ってそれだけの金額を使うのはいかがなものかと。そういったことも考慮した結果、その時点では見送りさせていただきました。 そしてまた、議会に筋を通すということは、当時も今も変わっておりません。当時は、なぜかまた新聞が先に載ってしまったんですけども、間違いなく言えるのは、正副議長にお話しされた後に新聞に載って、その後、議員さんたちに報告をしたということでございます。それも最初の答弁と一緒で、何らかの行き違いがあって新聞の報道が先になってしまったということは、非常に私としても皆さんにおわびを申し上げたところであります。理由といたしましては、当時と起用の理由は変わらないですけど、待遇面でやはり市民の理解が得られないと私が判断したからでございます。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 3月の代表質問での私の質問で、若狭氏顧問見送りの理由について、市長はこのように答弁されています。「今回の案件につきましては、賛否両論がほぼ半分の御意見となり、このことから大変熟慮いたしましたが、コロナ禍で厳しい状況にある方が数多くいらっしゃる中で税金を使うことへの批判、また、あらぬ憶測で若狭氏御本人に御迷惑をかけるわけにはいかないとの理由により見送りをさせていただくことにした。賛否両論半数の意見があった」とおっしゃっていらっしゃいます。この反対の意見はどのようなものだったでしょうか、伺います。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 賛否両論半数と私は申し上げていませんけれども、どちらもあった。それで、その理由というのは、それこそ要らぬ憶測で話をすることで話が広がっていって、それはけしからんという方もいらっしゃったかと思います。 いずれにしましても、先ほどから申し上げていますように、昨日行われた議会の全員協議会の中でこの類いの御質問はしていただきたかったなというのが私の思いでございます。まさにこういった御質問によって要らぬ憶測を呼んで、私と若狭さんの名誉を傷つけるということをぜひ御理解頂きたいと思います。 理由としては、賛成反対両方あったということは、議会でお伝えしたとおりです。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 報酬については30万円なら悪くて、1時間5,000円ならいいということになるわけですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 当初30万は顧問の話であって、それはそのときに御説明いたしましたけれども、いわゆる大手コンサルティング会社のコンサルタントに依頼する報酬というのは御存じですか。私たちの一般の感覚よりも相当高額なんですね。その中の一番安い金額でお受け頂くというお話だったわけです。ただし、それでもなお、やはり世間の方のイメージからすると高過ぎるという印象があった。そうであるならば、それはまずいなという私の判断で見送らせていただきました。 そして、その後に、
まちづくりアカデミーの活性化ということを考えていく中で、ここに若狭さんの知見を活用して活性化させたいとなりました。報酬についても、1時間5,000円が高いか安いかということをおっしゃられましたけど、それは既にある制度で、その制度のとおりやっております。 有識者の知識を頂くのに、1時間5,000円が安いか高いかという話ですが、弁護士さん等は一般に1時間1万円ほど報酬がたしかかかるというふうに承知しています。そういったことを考えますと、専門家からコンサルティングを受ける1時間当たりの時給としては、決して不当に高い金額ではないというふうに認識していますし、そういった内容で従来から制度として運用されてきたものだと理解しています。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 元からある制度で1時間5,000円ならいいということだと思います。ただ、2月に顧問就任の際に、コロナの状況もありますし、大変な経済状況になっていらっしゃる方がたくさんいる中で、月30万円は多いと。そういった配慮をしたと今おっしゃいましたけど、今現在でもその状況は変わりはないですよね。そんな中で
アドバイザーという形で1時間5,000円で5名ほど雇いたいとおっしゃるわけですけど、2月に諦めた理由というのがいまいち理解できないんですね。その報酬だけだったのか。お聞きします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 報酬が理由でございます。そして、コロナの経済状況を考慮して、私がその当時判断いたしました。ただ、これから千曲市を前に進める事業をしていく中で、どうしても専門的な知識のアドバイスというものは必要だという理解をしております。そうした中で、必要なところにはどうしても費用は伴うものだと理解していますので、御理解をお願いいたします。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) お断りしておきますけども、あらぬ憶測がいろいろ飛び交っている内容についてをお聞きしているわけではないんですよ。ただ、今、私がお話ししたようなことによって、あらぬ憶測が飛び交っている状況が現実にあるわけですよね。その中で市長は若狭氏を二度も登用された。私はそこに問題があるなと思っているわけです。こういった状況は、若狭氏をどの役職に起用しようとも変わりがないわけです。やはりその当事者をあえて
アドバイザーとして迎えようとする市長の姿勢というのは理解できないわけです。 2つ目の質問に行きますけども、なぜ若狭氏かの2つ目の疑問です。 地方自治体に地方創生のアドバイスや協力を行うコンサルタントまたは有識者はごまんといると聞いておりますが、なぜ若狭氏なのか。顧問及び
アドバイザーへの若狭氏起用は、市長御自身だけで決めたことなのか、すなわち独断なのか、あるいはどなたかに進言されたのか、もしくは強要されたものなのか。お聞きをします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) まず、2つ目の質問ですけれども、独断という表現がいいかどうかは別として、私の判断で決めさせていただきました。それの理由については、再三再四申し上げているとおりでございます。全国で数多くいるコンサルタントの中で、なぜ若狭さんかということもお伝えしたとおりです。千曲市についての課題を、かなり理解されている方、そして千曲市を変えたいと思う心を持っている方ということでございます。そういった方は全国そういないと思っております。 そして、市民の多くの方が憶測を呼んでそういう話になっているという御指摘ですけれども、先ほどの小玉議員さんのときにも私お伝えしました。それは大変申し訳ありませんけれども、金井議員さんの周辺の方、言い換えるならば、私に対するスタンスにちょっと距離を置いている方の周りの印象であると私は理解しています。私の周りではそういうことを言ってくる人はおりませんので、そこは考え方が平行線になろうかと思いますけれども、よろしくお願いいたします。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) そうすると市長と認識が違う、疑念を持っていらっしゃる私の周辺の人たちの意見は、ある意味切り捨ててもいいという考え方でよろしいわけですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) そういった極端な話をされてもちょっと答弁に窮することになりますけれども、私が申し上げたいのは、切り捨てるとかそういうことはありません。 ただ、繰り返しになりますが、その疑念とかいうことを言う方の大半は、私に対してあまり快く思っていない立場の方に多いと私は理解しています。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 私、前々から市長には進言させていただいていたんですけど、若狭氏を私的な
アドバイザーとして雇うというような考えはなかったんでしょうか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) ほかの議員さんのときに答弁いたしましたけれども、私だけの
アドバイザーではなくて、市の職員あるいは市民の方への講演活動等も想定した
アドバイザーでございますので、まさに市民のための
アドバイザーだと認識しています。ですので、私の私的な
アドバイザーという意識は全く持っておりません。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 市長の若狭氏に対する期待をおっしゃられましたけれども、市民にとっても
アドバイザー的な施策において、そういった形でお使いになるとすれば、1時間5,000円であっても、月30万円を超えてしまうようなこともあると、私は、想定できるかと思うんです。仮にそのような形になったらどうするわけですか。30万円が高いといって、市民感情を考えてやめられたわけですから。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 結果として、頻繁にお越しいただいて、密度の高い議論をする場面になったときは、当然その時給換算でいけば積算されていくと思われます。基本的に月30万円で、来ても来なくてもというものと、実際に動いていただいての時給とは全く意味合いが違うと思います。その辺り、それこそ考え方あろうかと思いますけれども、知識を得るということにお金がかかるということは、当然プロフェッショナルの知識をもらうわけですから、ただではないということは、御理解頂きたいと思います。 大変申し訳ありません。言いにくいことですけれども、特別職の私や議員さんも月額の報酬を頂いているわけですね。それが高い、安いという議論は、市民の中に当然あろうかと思いますので、そういった話ですので、仕事で働いてしっかり成果上げて返すということが、私にも言えますし、
アドバイザーにも期待しているところでございます。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 私の質問とはちょっと違ったところでお答え頂きましたけども、まさに若狭氏の
アドバイザーとしての仕事をお聞きします。市長は具体的にどのようなアドバイスを若狭氏に求めるのか。公費を使って
アドバイザーになっていただく以上、きちんと仕事をしていただかなければなりません。 また、アドバイスを受ける市長においても、千曲市を変えるとおっしゃった御自分のどの政策にどういった助言を求めていくかが明確でなければいけないと思います。顧問設置のときには、民間感覚、新しい発想で社会の変化に対応できる市政を実現するため、政策的、専門的事項について調査・研究・提言などを行う。すなわち市政全般について、政策的、専門的アドバイスを受けるという内容でしたが、今回の
まちづくりアカデミーアドバイザーでは、市長は若狭氏に、御自分のどの施策に対し、どういったアドバイスを求めるために委嘱をされたのか。より具体的にお答えください。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) より具体的にということですけれども、小玉議員さんのときの御質問の答弁でもお答えしたんですが、本当に全国いろいろな分野で補助金の獲得等を中心に実績を上げておられる方です。例えば今私が想定しているのは、防災拠点の設置ですとか道の駅の設置を今研究しているところですが、そういった部門で何か有利な補助金のようなものがあるかとかをイメージしています。新しいものをつくるときに、やはり公共施設になると多額の予算が必要ですので、補助金を獲得できるようなことがないか調べていただいたりですとか、今浮かんでいるのはそんなようなものです。広くいろいろな事業に携わっている方、また、若い方ということもありますので、若者の意識の調査ですとか、移住定住につなげる何か効果的な施策の事例があるかとか、そのようなことを調べていただきたいと思っています。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 御自分の施策でどういったところで若狭氏の力を借りたいといった具体性を持った答弁を今頂けていないですよね。やっぱりそれ大事なことで、自分の
まちづくりに対する施策において、若狭氏にアドバイスを求めていきたいとおっしゃっていましたけども、御自分の施策がよく見えてこないんですよね。そうすると、若狭氏を
アドバイザーに起用して、全般的に市政全般に助言を求めていくという顧問のときと同じような仕事をされるような感覚になってくるわけです。その辺はいかがですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 具体的な私の施策が見えてこないとおっしゃいましたけども、先ほど御答弁いたしました。防災拠点の設置とか、私は、公約にも掲げていることでございますし、移住定住、特に若い方に選ばれるまちにしたいということもお伝えしています。その辺りは、お伝えした中で先ほどお話しさせていただいたとおりでございます。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 最後の質問です。若狭氏に委嘱したことによる市政運営の影響についてです。今回の案件で、なぜ議会がこれほどまでに抵抗するのか。それは、冒頭で述べた、なぜ若狭氏なのかに尽きます。市長選に立候補して、告示日に取りやめた人物を、対立候補であった後の市長が、市の人事に執拗に登用しようとする。この事実だけで市民が疑念を抱くことは必然ではないかと私は思います。これは大変不幸なことであって、若狭氏にも小川市長にも同情しなければいけないことでもあると思います。 しかし、賢明な市長であれば、当事者になってしまった若狭氏を、わざわざ二度も人事案件には上げないはずです。
まちづくりアカデミーを大いに活用、活性化することは、私も大賛成です。しかし、委嘱する
アドバイザーにほかの人はいいが、若狭氏では駄目なんだと思います。若狭氏を
アドバイザーに登用すれば、市民も議員も抱いた疑念を永遠に持ち続けることになります。何よりもこの状況は、市政に非常に悪い影響を及ぼすでしょう。市長はこの点についてどのような認識でいらっしゃいますか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 繰り返しになろうかと思いますけれども、そもそも金井議員さんと私は前市政に対する立ち位置が違うということで御発言されていらっしゃいます。ですので、本当に言葉ではちょっと申し上げにくいんですが、疑念を抱くということを決めつけておっしゃることが、それは必ずしもそのとおりだと思う方もいらっしゃいますし、思わない方もいらっしゃるわけです。 私は理由は何度も繰り返し申し上げました。あえて同じ思いを持っていた方に私から頭を下げて協力してほしいということで頼んだものです。仮にこれが市政にとって不幸なことだとおっしゃるんであれば、それはそれでそういう評価をされることが非常に私としては遺憾に思います。 一番不幸なのは、本来であれば、一般質問をしていただいて、ほかのもう少し大局的な総合的な政策議論をしていかなければならないこのコロナ禍の議会で一般質問もされずに、今回こういったことだけピンポイントで御質問される議会にあっては、本当に私も不幸なことだと認識しています。 ですから、何度でも申し上げますけれども、停滞感あふれる千曲市を前に進めるための建設的な議論をしていきたいと私は思っています。その足がかりとして私が新しい千曲市をつくっていくためのアドバイスを様々な
アドバイザーから頂き、皆さんに施策を披瀝させていただいて、御判断頂く、議論していただくということを思っております。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 私の批判していただくのは大いに結構です。ただ、昨日の全員協議会で、私は、この案件について、本会議での緊急質問を議長に要請いたしました。本会議の場で若狭氏を起用する理由を明白に、市長に説明していただく必要があると思ったからです。市民が抱く疑念を払拭させるような小川市長の説明に期待をさせていただきました。しかしながら、私自身も、恐らく傍聴されている市民も、納得できるような答弁ではありませんでした。 今後の市政への影響を考え、改めて、若狭氏の
アドバイザー委嘱の撤回を求めます。答弁をお願いします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 私の政策判断で決定した事項であります。これを撤回する考えは今ございません。起用の理由も先ほど申し上げました。納得するしないというのは、それぞれの方の受け止め方いかんによって変わってまいります。私に委ねていただいて、市政をよくしてもらいたいという市民もたくさんいらっしゃいます。そうした中で、やはり選挙ということがありましたので、対立候補であった方それぞれ、もちろん前市長も含めて3人で千曲市をよくしたいという思いで活動をしてきた人たちですので、そうした人に対して志に対する敬意は常に持ち続けたいと思っています。 私は、昨日の全員協議会でもお話しいたしました。ラグビーの試合でいうノーサイドの気持ちでおります。そういう観点から、副市長の選任のときも、当初岡田市長の元の副市長であった内田副市長の手腕を評価させていただいて選任したいという思いも持っておりましたし、若い方で志のある熱い思いの若狭さんを
アドバイザーとして招きたいという思いもありました。 こうして私は小さいことで何かいろいろ考えることではなくて、停滞しているこの千曲市を前に進めたいという思いで何か新しいことをやりたいという思いで取り組んできたことでございます。この成果について、後日、あれは期待外れに終わったとか、駄目だったとか、そういった検証をしっかりしていただく中で御批判は甘んじて受けますけれども、決してそういうことがないように、しっかり成果を出していきたいというふうに考えております。いろいろな考え方、行き違いあろうかと思いますけれども、お互いに建設的に前に進めていきたいと思っておりますので、今後とも御協力をよろしくお願いいたします。
○議長(和田英幸君)
金井文彦議員。 〔8番 金井文彦君 質問席〕
◆8番(金井文彦君) 以上で終わります。
○議長(和田英幸君) 続いて、14番、
前田きみ子議員。 〔14番 前田きみ子君 質問席〕
◆14番(前田きみ子君) 議席番号14番、前田きみ子です。私は日本共産党千曲市議団の一員として、本日の緊急質問をいたします。 まず、今市長がおっしゃられたことですが、昨日、2人の議員さんからノーサイドという言葉について御指南を頂きました。ノーサイドというのは、戦いが終わった後で両者が肩をたたき、お互いをたたえ合うことであって、戦う前からのところでノーサイドはおかしいのではないかと、お2人の議員から言われたことをここで申し伝えておきます。 大項目1、千曲
市まちづくりアカデミーアドバイザー委嘱について。 小項目1、若狭氏委嘱の説明経緯について。 同じことを何度も繰り返すといけませんので省きますが、昨年10月の市長選で若狭氏は、告示日に体調不良を理由に立候補を取りやめられました。本年2月に小川市長は、若狭氏を顧問にしようとし、市民の反対で見送りました。市長は昨日から何度も何度もこの件に関しては、報酬30万円が理由だと繰り返し御答弁されました。そして、9月9日
総務文教常任委員会で説明すると、当日の朝申出がありました。なぜ9月9日
総務文教常任委員会に説明しようとしたのですか。小川市長は8月25日に若狭氏
アドバイザー委嘱をしたなら、市議会開会日の8月30日に諸情勢の中で報告すべきではなかったですか。それが9月9日の
総務文教常任委員会で突然報告すると言われて戸惑い、そして了承するものではありませんでした。昨日の全員協議会では
総務文教常任委員会について、市長は事前に事務局に申し出ていたということで間違いありませんか。伺います。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 一番最初の柳澤議員のときに御答弁いたしましたけれども、結果として新聞報道が先行してしまったことは、本当に重ね重ねおわび申し上げますが、私が副市長をはじめ幹部と相談する中で、議会の報告は必ずしないとまずいという判断をしておりました。いつ報告するか。それは、私は皆さんがこれだけ関心を持つ制度だということの理解がちょっと足りなかったということは冒頭おわびいたしましたけれども、議会のとこでは必ず報告をする。その報告の場は、
総務文教常任委員会の各課報告の中で私が報告をしたいという旨は、前日には伝えてありました。 昨日の議会の全員協議会でその辺りお話がありましたけれども、事務方同士のやり取りの行き違いもあったりして、結果として、議員さんたちのとこには当日の朝、そういったものがなかったという御指摘だったので、そのことは結果としてそういったやり取りの行き違いがあったということもおわび申し上げます。私の思いとしては、新聞の報道を受けて慌ててこれは報告しなくてはいけないといって報告するといった気持ちは毛頭ありませんでした。以前から
総務文教常任委員会で報告させていただく気持ちでありましたので、むしろその理由のいかんを問わず、報告したいといったときに報告を受けていただけなかったことは非常に私は残念に思っておりました。
○議長(和田英幸君)
前田きみ子議員。 〔14番 前田きみ子君 質問席〕
◆14番(前田きみ子君) 繰り返しになりますが、8月25日の委嘱ですから、それ以前からそれは決まっていたことですし、8月30日の諸情勢の中で9月議会の中で議員全員に示すべきではなかったでしょうか。もし文章が間に合わなければ、口頭でもよかった。議会の中でしっかりと説明すべきではなかったか。突然その日の朝、説明したいといっても困惑した。それは事実であります。その点についてお願いいたします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 繰り返しになりますけれども、当日の朝いきなり説明をしたいといって申し出たわけではありませんので、結果としてそう受け取られてしまったということは大変申し訳なかったです。 それで、先ほどのほかの議員さんの質問の中では、全員そろった時点で報告したらどうかという御提案もありました。そうした中で今日は閉会の日なので、私は閉会の挨拶の中で
まちづくりアカデミーについて触れるということで原稿も用意してあったんです。その間に新たに中島恵理さんも御承認頂いて委嘱いたしましたので、その報告もできるということで用意しておりました。何で30日のときに報告なかったんだという御指摘については、先ほどから申し上げているように、ちょっと認識のずれもありますし、委嘱した方の名前は本会議であまり報告するということは今までなかったと私は承知しておりましたので、委員会の中で各課報告でと思っておりましたので、その辺り御理解頂きたいと思います。
○議長(和田英幸君)
前田きみ子議員。 〔14番 前田きみ子君 質問席〕
◆14番(前田きみ子君) 今回の諸情勢は、6月議会以降の事項に関して報告しますということでありますから、そこの場でたとえ個人の名前は伏せたとしても、
まちづくりアカデミーアドバイザー委嘱についての方向性があるということだけでも、しっかりと市長は話すべきではなかったかと思います。
アドバイザー委嘱は市長の専権事項であり、議会の同意を得るものではありませんが、諸情勢の報告なり、あるいは総文での手続なりを踏むことなく行ったことについて、何かあるのではないかという思いがある市民がいることも確かです。その点について伺います。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 本当に繰り返しになって申し訳ありませんけれども、議会の
総務文教常任委員会で報告をする予定でおりました。それで、議会の初日の諸情勢の報告でどうしてしなかったのかということについては、私の認識がちょっと皆さんと違っていたということについておわび申し上げます。少なくとも、伏せておいてずっとこのままにしているということではなくて、議会の皆様に報告することも予定していたわけですから、そこのところは、昨日お話しして御理解頂いたものと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(和田英幸君)
前田きみ子議員。 〔14番 前田きみ子君 質問席〕
◆14番(前田きみ子君) 委員会の各課報告というのはほとんど課長さんがされるんですね。市長さんがそこで各課の報告をするという内容ではないはずなんですね。ですから、私も委員の皆さんも戸惑った。そして、それは突然ここで持ってきたことに対しては、先ほども議員の方がおっしゃいましたが、後出しじゃんけんのように思えたことも事実なんです。そこの委員会の場と、それから議会の場で全員に説明するのでは、また別のものがありますので、そこのところの御理解はいかがですか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 本当に申し訳ありません、繰り返しになりますが、
まちづくりアカデミーのメンバーのお一人ということなので、私はそこまで事前に報告すべき案件という認識がなかったということを再三お伝えいたしました。その認識が、議員の皆様からすればよろしくないという御指摘もよく理解できました。昨日の議会の全員協議会の場で皆様に同時にお話しできたことは、その意味では、結果としてよかったと私は思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(和田英幸君)
前田きみ子議員。 〔14番 前田きみ子君 質問席〕
◆14番(前田きみ子君) 委員会の各課報告という場での説明と、今も御理解していますか。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 委員会の報告の順番について、実は担当部長と副市長と担当課長も含めて協議させていただきました。その中で事務方のほうからは、冒頭に市長がお伝えすべきだという意見がありました。ただ、私はそこだけ特別扱いして冒頭にお話しするような重たい案件ではないという理解でしたので、先にほかの審査を済ませた後の各課報告で事足りるという理解でした。ただし、その場合は、私が直接説明をするという段取りでおりました。
○議長(和田英幸君)
前田きみ子議員。 〔14番 前田きみ子君 質問席〕
◆14番(前田きみ子君) 市長自ら説明するのであれば、やはり委員会の各課報告、あるいは委員会の冒頭ではないほうが、しっかり議員の皆さんに理解できると思います。 次に参ります。小項目2、若狭氏委嘱における市民の反応について。 昨日の全員協議会で小川市長は、若狭氏委嘱について、市民から1通総務課に来ただけだとお答えになりました。果たして1通だけですか。郵送は1通でも、メールや電話、委嘱反対の声があったのではないでしょうか。市民の声は聴いていないのですか、伺います。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 基本的に私のところには、例えば秘書広報課に寄せられた郵便物とかメール、そういったものが判子を押す欄をつけたものが上がってくるんですね。理事者の供覧ということで、私が確認をします。私が確認したのは、昨日現在ではメール1通でございました。匿名のでたらめなメールアドレスを書いてあって、内容的には誹謗中傷する内容でした。
○議長(和田英幸君)
前田きみ子議員。 〔14番 前田きみ子君 質問席〕
◆14番(前田きみ子君) 昨日の全員協議会の傍聴者の人から、私も送ったという声があったんですね。ですから、それは市長が聞いていないということはどういうことなのか。反対の声にも耳を傾ける姿勢がない、あるいは、部長たちが口を閉じて何も言わない。市長はトップなのだから、広い見識、市長の職務について、市長はそういった反対の声にも真摯に耳を傾けるべきではありませんか。伺います。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) ほかの方のお手紙ですとかメールについては、もしかしたら1日、2日の時差があるかもしれません。私のとこに上がってくるのは、基本的に担当で受付を済んだものですので、もしかしたら、この後戻れば上がってきているのかもしれません。いずれにしても、今回の件に限らず、市に寄せられるメールですとか郵便物は全て私、目を通しております。そうした中で、市民の方が何を感じているかも理解しているつもりです。そして、この市役所の1階にも投書箱がございますし、その投書についても全て目を通しております。その意味で、市民の皆さんが何を考え、どう思っているか、何を市に期待しているかも自分なりに理解しています。そうした中でもちろん部長会議ですとか担当課との打合わせ、議論の中で私の考えと違う提案が出されることも多々あります。私が全て私の考えだけで押し通して、とにかくそのとおりやってくださいという例もないわけではありませんけれども、当然、その提案を受けて、それだったらこちらにしましょうということもかなりあります。ですので、最終的な政策判断は、私の責任においてやらせていただくということは、これは申し上げておきたいんですが、市民の声を聴かないということではありませんので、よろしくお願いいたします。
○議長(和田英幸君)
前田きみ子議員。 〔14番 前田きみ子君 質問席〕
◆14番(前田きみ子君) 先ほどから緊急質問をお聞きしていますと、どうも自分の意見に合わない反対の意見を持っている人もいる。だから、私は自分の意見と同じ意見の人で進んでいくんだというような、反対の意見の人がいるということに耳を傾ける姿勢がないように思うんですね。反対意見も大事な市民の意見です。反対意見があってこそ、5万9,000人のこの千曲市の市政、これから千曲市をよりよいものにしていくためには絶対必要なことです。嫌なことには耳を傾けない市政であってはならないと思いますが、伺います。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 先ほども申し上げましたが、反対意見に全て耳を傾けないということではありません。反対意見、耳の痛い意見、たくさん寄せられてまいります。そうした中で、確かにそのとおりだなということもあります。そういったものはもちろん取り入れていきますし、どういう意見を選ぶかというのは、最終的には私自身の価値判断、そして政策判断だと思っていますので、それについてまで拘束されるということは、やはりいかがなものかと思います。それも含めて私という人格の中の判断ですから、ぜひ御理解頂きたいと思います。
○議長(和田英幸君)
前田きみ子議員。 〔14番 前田きみ子君 質問席〕
◆14番(前田きみ子君) 今回の議会への説明や、それから今までの自分の意見と合わないものについてということに、結構厳しい姿勢で小川市長は臨んでおられると感じました。それはやはりこの若狭氏起用について何かあるのではないかという市民の思いがどうしても拭えないわけですね。 市民が小川市長を盛り立てる、そして信頼できる市政にするためには、やはり市長の姿勢もかたくなではなくて、しっかりと市民の声に耳を傾けることが大事ではないかと思います。 市長の市政について、私自身も全て反対するものではありません。お出かけシェアトークなど、一人では声を出すことができない困難な人でも、同じ思いの人が話をする、市長が耳を傾けてくれるというだけで、市民として生きがいになったり、そしてこれからも頑張っていこうという気持ちになると思います。 政治は信頼です。議会には十分な説明が必要です。そして、市民にも分かっていただく姿勢が必要です。分からないからといって、それを横を向いてしまっては市民は信頼できません。それは、私たちみんなが願っていることです。この点について伺います。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 市民の声を聞くという姿勢というのは、私は崩した覚えはありませんし、全ての方の意見を全て聞いていては、政策判断はできなくなるわけですね。民主主義ですので、様々な価値判断の方が多様な意見を持っています。その全ての意見に耳を傾けることは大事ですけれども、その全ての意見に従うと、結局何も物事が進まないということも御理解頂けると思います。 よくリーダーシップということが言われますけれども、この千曲市を前に進めるためには、私が明確な、こういった私がこういうことをしたいという価値判断を出して前に進めていくということが、絶対不可欠です。 そうした中で、確かに反対意見もあろうかと思います。いつもその判断をしなければならないところに、私は岐路に立っているんです。前も同じような答弁をしたことがあるかもしれませんが、決裁の判子1つとっても、その決裁によって物事が動く、変わるということでございますので、常に毎日判断をしています。ですので、当然市民の皆さんの声は聞くし、そういう姿勢は私なりに今は努めていると思っておりますが、今回のこの
アドバイザーの委嘱についての御意見は、私の価値判断と皆様の価値判断とちょっとずれがあったということも理解できましたので、それはそれで御意見として承りました。成果で形にしていきたい、結果を出して千曲市の事業が前に進むということをやりたいと思っていますので、その事業の評価、検証をしっかりお願いできればと思っています。
○議長(和田英幸君)
前田きみ子議員。 〔14番 前田きみ子君 質問席〕
◆14番(前田きみ子君) 若狭氏起用についても、職員にも優秀な職員の方もいらっしゃいます。そういう方々とこれからの問題についてよく話し合えるような市政にしなければならないと思いますし、また今市長がおっしゃられましたが、市長がこれから進めていくには、私たちが支えなければならないと考えています。 それには市民の声、市民の反対の意見の声にもしっかりと耳を傾ける姿勢がなければ支えきれないように思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で私の質問を終わります。
○議長(和田英幸君) 続いて、6番、
川嶋敬信議員。 〔6番 川嶋敬信君 質問席〕
◆6番(川嶋敬信君) 6番、一志会、川嶋敬信です。
まちづくりアカデミーアドバイザーについてお伺いいたします。 先ほど来、答弁の中に市長が市長と距離を取っている議員がいるというような言い方をされていますが、まず最初、私も入っておるんでしょうか、お聞きします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) その御質問については、ちょっとこちらとしては答弁いたしかねます。よろしくお願いします。
○議長(和田英幸君)
川嶋敬信議員。 〔6番 川嶋敬信君 質問席〕
◆6番(川嶋敬信君) ちょっと和んだところで、これからしっかりと質問していきます。 昨年12月の所信表明で、「市民目線に立って市民の皆様がどう感じるか、想像力を持ち」と。また、「どの政策も議員各位をはじめ、市民の皆様の御理解と御協力なくして実現できるものではない」と、このようにおっしゃったんですが、先ほどの答弁の中で市長と距離を取っている議員と決めつけられた方が二、三人おられたんですが、逆に距離の近い議員以外は、どちらかというと是々非々のスタンスと私は感じております。 昨日も「やろうとしていることに前向きな質問、提案をもらったことがない」と、議会に対して非常にきついお言葉を頂いたわけですが、本当にそのように考えていらっしゃるのかお聞きします。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 昨日の全員協議会は、ちょっと雰囲気が一種独特の雰囲気だったもので、私もちょっと語気を強めたというように新聞にも書かれておりましたけれども、確かに語気を強めた部分もあります。 しかしながら、本当に大変申し上げにくいところがありますけれども、どの議員さんがということは私は申し上げませんけれども、質問の内容によっては、そうした傾向にあるのではないかと私は理解していますので、建設的な議論をしていきたいということは、重ね重ね以前からお伝えしているということでございます。
○議長(和田英幸君)
川嶋敬信議員。 〔6番 川嶋敬信君 質問席〕
◆6番(川嶋敬信君) ぜひ距離を取っている立場、取っていない立場のどちらの議員とも、同じ対応でお願いしたいと思います。 また、若狭氏の問題ですが、市長の答弁の中で何回か、「公約に共通の部分があった」とおっしゃっていました。昨年の市長選の折、若狭氏の公約のパンフレットにある政策に、小川市長がパンフレットを見つけて、「公約を盗用された」と言っていたと何人かから聞いたんですが、その件について説明してください。
○議長(和田英幸君) 答弁を求めます。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 基本的に共通するとこが幾つかありますけれども、代表的なものが戸倉上山田の市民窓口を設置することと、あとまさに今回の
まちづくりアカデミーのような助言機関を設置したいということが印象に残っています。 ほかにも幾つかあろうかと思いますけれども、ただ盗用かどうかは、私が判断できる話ではありませんが、よく似たものがあり、やはり考えることは似ているんだなということは分かりました。
○議長(和田英幸君)
川嶋敬信議員。 〔6番 川嶋敬信君 質問席〕
◆6番(川嶋敬信君) 盗用されたかはともかく、似ていることをお認めになるということですね。 昨日も今日も、先ほど市長も言っていますように、何回も同じことを繰り返してもしょうがないとおっしゃっていましたので、ここで議長に提案が1つあるんですが、新幹線の中間駅の件、それから屋代地区の大型商業施設の件、これは説明が足りなかったと市長も認めておられるんで、今回の問題でも市長の説明というのが非常に足りない部分があると思うんです。 今後も議会として市民の皆さんへの説明をしっかりとしていかないと、議会としてまずいという中で、ぜひ議会に特別委員会の設置をするようにということで、議長にお考えをお聞きしたいんですが、よろしくお願いします。
○議長(和田英幸君) 答弁ではなくて、その申出につきましては、議会にも組織がございますので、
議会運営委員会等に諮って検討していただくよう計らいます。
川嶋敬信議員。 〔6番 川嶋敬信君 質問席〕
◆6番(川嶋敬信君) ぜひそういう方向で、本会議ではしゃべりにくいということでありましたので、しゃべりやすい場をつくれるように、ぜひよろしくお願いします。 これで質問を終わります。
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△日程第2 議会第7号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書(案)
○議長(和田英幸君) 日程第2、議会第7号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書(案)についてを議題といたします。 議案に対する提案説明を求めます。 前田
総務文教常任委員長。 〔
総務文教常任委員長 前田きみ子君 登壇〕
◆
総務文教常任委員長(前田きみ子君) ただいま議題となりました、議会第7号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書(案)について、提案説明を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の蔓延により、地方財政は来年度においても財源不足が避けられない状況にあります。コロナ禍への対応はもとより、防災、減災、雇用の確保等喫緊の課題に迫られているほか、医療介護、子育てなど社会保障関係経費や公共施設の老朽化対策等、地方自治体では増嵩する財政需要に見合う財源が求められます。 よって、国によって地域の実情に応じた行政サービスを安定的に提供するための一般財源総額の確保を強く要望するため、本意見書を提出するものです。 議員各位におかれましては、本案の趣旨を御理解頂きまして、御賛同頂きますようよろしくお願い申し上げ、提案説明といたします。
○議長(和田英幸君) ここで議案審議のため、16時30分まで暫時休憩いたします。 午後4時19分 休憩
---------------------------------------午後4時30分 開議
○議長(和田英幸君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 この際、本日の会議時間は、議事の都合により予め延長いたします。 議会第7号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書(案)について質疑に入ります。質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 本案は会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託は省略いたします。 これより討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。議会第7号については、原案可決と決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、議会第7号は、原案のとおり可決されました。
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△日程第3
委員長報告
△議案第46号 令和2年度千曲
市一般会計歳入歳出決算認定について(
関係常任委員長)
△議案第47号 令和2年度千曲
市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について(
福祉環境常任委員長)
△議案第48号 令和2年度千曲
市同和対策住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定について(
福祉環境常任委員長)
△議案第49号 令和2年度千曲
市介護保険特別会計歳入歳出決算認定について(
福祉環境常任委員長)
△議案第50号 令和2年度千曲
市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について(
福祉環境常任委員長)
△議案第51号 令和2年度千曲
市下水道事業会計利益の処分及び
歳入歳出決算認定について(
建設経済常任委員長)
△議案第52号 令和2年度千曲
市水道事業会計利益の処分及び
歳入歳出決算認定について(
建設経済常任委員長)
△議案第53号 千曲
市役所出張所設置条例制定について(
総務文教常任委員長)
△議案第54号 千曲市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例等の一部を改正する条例制定について(
総務文教常任委員長)
△議案第55号 千曲
市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について(
建設経済常任委員長)
△議案第56号 令和3年度千曲
市一般会計補正予算(第4号)の議定について(
関係常任委員長)
△議案第57号 令和3年度千曲
市介護保険特別会計補正予算(第1号)の議定について(
福祉環境常任委員長)
△議案第58号 令和3年度千曲
市下水道事業会計補正予算(第1号)の議定について(
建設経済常任委員長)
△議案第59号 市道路線の変更について(
建設経済常任委員長)
△議案第60号 市道路線の廃止について(
建設経済常任委員長)
△議案第61号 市道路線の認定について(
建設経済常任委員長)
△議案第65号 令和3年度千曲
市一般会計補正予算(第5号)の議定について(
総務文教常任委員長)
△請願第5号 飲食店に対する営業時間短縮要請に関し影響が大きい
運転代行業者に対する支援を求める請願(
建設経済常任委員長)
△請願第6号 「
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すこと」を長野県知事に求める請願(
総務文教常任委員長)
△請願第7号 「『さらなる少
人数学級推進と教育予算の増額』と『
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充』を求める意見書」採択を求める請願(
総務文教常任委員長)
△付託事項の中間報告について(総合計画及び創生戦略に関する
特別委員長)
○議長(和田英幸君) 日経第3、
委員長報告。 議案第46号から議案第61号及び議案第65号並びに請願第5号から請願第7号、以上20議案を一括議題といたします。 これより、
関係常任委員長から審査結果の報告を求めます。 はじめに、前田
総務文教常任委員長。 〔
総務文教常任委員長 前田きみ子君 登壇〕
◆
総務文教常任委員長(前田きみ子君)
総務文教常任委員長報告を申し上げます。 本定例会におきまして、本委員会に付託となりました案件の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 はじめに、議案第46号 令和2年度千曲
市一般会計歳入歳出決算認定について、本委員会に付託となりました歳入全般と、歳出中、第1款議会費、第2款総務費(1項8目及び3項を除く)、第8款土木費1項1目土木総務費中、4基金繰出金、第9款消防費、第10款教育費(2項幼稚園費、5項4目人権教育費を除く)、第11款災害復旧費3項1目その他施設災害復旧費中、2社会教育施設災害復旧費及び3その他の施設災害復旧費、委託料中、廃棄物溶出試験業務委託料、工事監理等委託料(企画政策部所管分)、工事請負費中、施設復旧工事請負費(企画政策部及び教育委員会所管分)、第12款公債費、第13款諸支出金、第14款予備費について申し上げます。 歳入全般では、使用料についての質疑がありました。 歳出では、総務費中、防災対策費、基金積立金、情報化推進事業費、地域振興事業費、広報広聴費、ふるさと千曲市応援寄附金事業費について、消防費では、消防団運営費について、教育費では、キャリア教育推進事業費、学習支援員配置事業費、教職員住宅管理事業費、文化財一般管理費についての質疑があり、採決の結果、賛成多数で認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第53号 千曲
市役所出張所設置条例制定については、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第54号 千曲市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例等の一部を改正する条例制定については、担当課より、今までは市が行っていた個人番号カードの再発行に伴う手数料徴収について、手数料金額に変更はないが、国の外部機関である地方公共団体情報システムJ-LISが徴収を行うようになったための条例改正との説明があり、採決の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第56号 令和3年度千曲
市一般会計補正予算(第4号)の議定について、本委員会に付託となりました歳入補正全般、債務負担行為補正、地方債補正、歳出補正中、第2款総務費(3項戸籍住民基本台帳費を除く)、第9款消防費、第10款教育費について申し上げます。 審査において、第10款教育費では不登校対策費及び学習支援員配置事業費についての質疑があり、採決の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第65号 令和3年度千曲
市一般会計補正予算(第5号)の議定について、本委員会に付託となりました歳入補正全般及び歳出補正全般については、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、請願第6号 「
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すこと」を長野県知事に求める請願について、審査では、紹介議員より、2006年度からそれまで文部科学省令で定めていたへき地手当率を基準の8%から1%へ県が大幅に引き下げたことで、へき地校へ勤務する教職員の経済的負担や、青年層・臨時的任用教職員の比率が増加し、教職員の構成バランスに影響が出て、へき地教育にゆがみが生じているとの説明があり、採決の結果、原案のとおり採択すべきものと決定いたしました。 なお、本請願の趣旨に基づき、「
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すこと」を求める意見書について審査を行い、全会一致で意見書案を提出することを決定いたしました。 次に、請願第7号 「『さらなる少
人数学級推進と教育予算の増額』『
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充』を求める請願」について、審査では、紹介議員から、35人学級が本年度より40年ぶりに実現をしたが、中学校ではまだ40人のままとなっている。教員の過密業務の解消や子供一人一人に行き届いた教育を行うためには、国の責任においてさらなる少人数学級を推進すること、また、
義務教育費国庫負担制度については2分の1から3分の1へ引き下げられたが、2分の1に復元し、堅持・拡充を、との説明があり、採決の結果、原案のとおり採択すべきものと決定いたしました。 なお、本請願の趣旨に基づき、「さらなる少
人数学級推進と教育予算の増額」「
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充」を求める意見書について審査を行い、全会一致で意見書案を提出することに決定いたしました。 次に、コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書(案)を委員会提案により提出することを全会一致で決定いたしました。 この意見書案につきましては、先ほど議会第7号の議案として議員各位に御審議を賜り、全会一致により、原案のとおり決定頂きましたことを厚くお礼申し上げます。 また、本定例会で監査委員から提出された千曲市決算審査等意見書の中で、森、倉科、雨宮分室における市会計年度任用職員について、会計年度任用職員が地元区の事務等の一部を担っていることについて、他の区、自治会と比較して不公平で非合理的な状況である。厳しい財政状況の中、他の区、自治会との公平性を欠くことのないよう措置をしてほしいとの意見がありました。 本委員会としても今後進捗状況等を調査し、また、合併後18年も経過しているにもかかわらず、いまだ合併前の旧体制が続いており、地域間の不公平の解消に向け今後どう取り組んでいくのか、引き続き調査をしてまいりたいと思います。 なお、本委員会の所管事項に関わる特定事件については、閉会中も調査が必要でありますので、
議会会議規則第111条の規定により、議長に対し、閉会中の特定事件の継続調査の申出を行いました。 以上、本委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げました。 議員各位のご賛同のほど、よろしくお願い申し上げまして、
委員長報告を終わります。
○議長(和田英幸君) 続いて、袖山
福祉環境常任委員長。 〔
福祉環境常任委員長 袖山廣雄君 登壇〕
◆
福祉環境常任委員長(袖山廣雄君)
福祉環境常任委員長報告を申し上げます。 本定例会において、本委員会に付託となりました議案について、審査の経過と結果について御報告申し上げます。 はじめに、議案第46号 令和2年度千曲
市一般会計歳入歳出決算認定について、本委員会に付託となりました歳出中、第2款総務費1項8目及び3項、第3款民生費、第4款衛生費(1項6目公害対策費中、2水洗化促進事業費及び3項を除く)、第10款教育費2項及び5項4目、第11款災害復旧費3項1目その他施設災害復旧費中、1児童福祉施設災害復旧費及び3その他施設災害復旧費、需用費、委託費中、工事監理等委託料(健康福祉部所管分)、工事請負費中、施設復旧工事請負費(健康福祉部所管分)、備品購入費、償還金、利子及び割引料について申し上げます。 審査において、第2款総務費では、運輸通信対策一般経費、戸籍住民基本台帳管理費について、第3款民生費では、地域生活支援事業費、介護予防・地域支えあい事業費、温泉施設管理運営事業費について、第4款衛生費では、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費、母子保健事業費、市民霊園管理事業費、ごみ減量・資源化事業費について、第10款教育費では、幼稚園助成事業費について、第11款災害復旧費では、児童福祉施設災害復旧費について質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 なお、本会議の一般質問にもありましたデマンド型乗合タクシーの運行形態や運行経費をはじめとする市内公共交通の維持等の諸問題については、委員会としても調査・研究を進めていくことといたしました。 次に、議案第47号 令和2年度千曲
市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、審査では、国民健康保険税の滞納や不納欠損について質疑があり、採決の結果、全会一致で原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第48号 令和2年度千曲
市同和対策住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算認定については、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第49号 令和2年度千曲
市介護保険特別会計歳入歳出決算認定については、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第50号 令和2年度千曲
市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定については、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第56号 令和3年度千曲
市一般会計補正予算(第4号)の議定について、本委員会に付託となりました歳出補正中、第2款総務費3項、第3款民生費、第4款衛生費について申し上げます。 審査では、第3款衛生費、環境推進事業費、広域焼却施設対策事業費について質疑があり、採決の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第57号 令和3年度千曲
市介護保険特別会計補正予算(第1第)の議定については、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、本委員会の所管事項に関わる特定事件について、閉会中も調査が必要でありますので、
議会会議規則第111条の規定により、議長に対して、閉会中の特定事件の継続調査の申出を行いました。 以上、本委員会で審査いたしました議案の審査の経過と結果について御報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げ、
委員長報告を終わります。
○議長(和田英幸君) 続いて、金井
建設経済常任委員長。 〔
建設経済常任委員長 金井文彦君 登壇〕
◆
建設経済常任委員長(金井文彦君)
建設経済常任委員長報告を申し上げます。 本定例会において、本委員会に付託となりました議案の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 はじめに、議案第46号 令和2年度千曲
市一般会計歳入歳出決算認定について、本委員会に付託となりました歳出中、第4款衛生費1項6目公害対策費中、2水洗化促進事業費及び3項、第5款労働費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費(1項1目土木総務費中、4基金繰出金を除く)、第11款災害復旧費1項、2項及び3項1目その他施設災害復旧費中、3その他施設災害復旧費、委託料中、被災者住宅応急修理委託料、工事請負費中、災害復旧工事請負費について申し上げます。 審査において、第5款労働費では、雇用促進事業費について、第6款農林水産業費では、食料農業農村対策事業費、松くい虫防除対策事業費について、第7款商工費では、商工業振興対策事業費、観光施設管理事業費について、第8款土木費では、一般管理事業費、冬期交通対策事業費、市道新設改良事業費(国庫補助)、交通安全対策事業費、橋梁維持事業費について質疑があり、採決の結果、全会一致、原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。 続いて、議案第51号 令和2年度千曲
市下水道事業会計利益の処分及び
歳入歳出決算認定について、議案第52号 令和2年度千曲
市水道事業会計利益の処分及び
歳入歳出決算認定について申し上げます。 以上2議案につきましては、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決及び認定すべきものと決定いたしました。 次に、議案第55号 千曲
市水道事業給水条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。 本議案につきましては、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第56号 令和3年度千曲
市一般会計補正予算(第4号)の議定について、本委員会に付託となりました歳出補正中、第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費について申し上げます。 審査において、第7款商工費では、産業支援センター事業費、旅館ホテル観光需要喚起支援事業について、第8款土木費では、交通安全対策事業費について質疑があり、採決の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第58号 令和3年度千曲
市下水道事業会計補正予算(第1号)の議定について申し上げます。 本議案につきましては、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 続いて、議案第59号 市道路線の変更について、議案第60号 市道路線の廃止について、議案第61号 市道路線の認定について申し上げます。 以上3議案につきましては、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 最後に、請願第5号 飲食店に対する営業時間短縮要請に関し影響が大きい
運転代行業者に対する支援を求める請願について申し上げます。 審査では、請願人及び紹介議員から説明を聞くとともに、所管課の参考意見を求め、委員からは、今まで
運転代行業者を見落としていた。支援したいので採択との意見。
運転代行業者の現状がよく分かり賛成したいが、どこに対して支援をお願いしたいとの明確な文面が請願書にないため趣旨採択との意見があり、採決の結果、賛成多数により、採択すべきものと決定いたしました。 なお、本委員会の所管事項に関わる特定事件について閉会中も調査が必要でありますので、
議会会議規則第111条の規定により、議長に対し、閉会中の特定事件の継続調査の申出を行いました。 以上、本委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げましたが、議員各位の御賛同のほどをよろしくお願い申し上げまして、
委員長報告を終わります。
○議長(和田英幸君) 以上で、
委員長報告が終わりました。これより
委員長報告に対する質疑を行います。御質疑はありませんか。 (「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 進行の声がありますので、以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。議案第46号について通告がありますので、発言を許します。 はじめに、5番、中村恒彦議員。 〔5番 中村恒彦君 登壇〕
◆5番(中村恒彦君) 議席番号5番、中村恒彦です。私は、日本共産党千曲市議団を代表して、ただいま議題となっております議案第46号 令和2年度千曲
市一般会計歳入歳出決算認定について反対の立場で討論します。 令和2年度、雨宮産業団地造成事業では分譲が始まり、八幡東産業団地では令和5年の操業開始にめどがつくなど、雇用と地域活性化のための前進がありました。 また、コロナ禍で疲弊した経済立て直しのため、市民全員を対象とする事業者応援クーポン券事業が実施されるなど、一定の成果が得られています。 そして、気候非常事態宣言発出に伴う、温暖化防止のため防犯灯を全てLED化する事業も完了し、市民から好評の声が聞かれるなど、多くの成果が得られています。 私たちは、市政のこのような施策や事業に反対するものでは全くありません。 しかし、一般会計から国民健康保険への赤字補填としての繰り出し、事務費等繰入額が2,740万円となっており、国保税の収入未済額は5,249万円に上っています。 国保は広域化の中で高い収納率が求められています。しかし、国保税が高すぎるため、払いたくても払えずに滞納する人が大勢おり、収入未済額は大きな額となっています。収入未済額を減らすためには、一般会計から法定外繰入れをし、国保税を引き下げることが大切と考えます。 国保加入者は、非正規雇用の労働者や退職後の高齢者が大半を占めます。貧困化で国保税が払えない人が大勢いるのに、国庫負担金が減らされ続けてきたため、国保料は高騰してきました。生活が困窮し、無保険になったり、正規の保険証を失うなどして、医療機関での受診が遅れたために病気が悪化する事例は、数多く報告されています。 高すぎる国保税を引き下げるためには、一般会計からの繰り出しが必要です。多くの自治体がその措置を実施しています。しかし、千曲市では引下げのための繰り出しがされていないため、議案第46号に反対するものです。 続く議案第47号 令和2年度千曲
市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定についても同様の理由で反対いたします。討論には立ちませんので、同議案についても議長に採決をお願いするものであります。 以上、よろしくお願いします。
○議長(和田英幸君) 続いて、16番、
小玉新市議員。 〔16番 小玉新市君 登壇〕
◆16番(小玉新市君) 議席番号16番、一志会、小玉新市であります。私は会派を代表いたしまして、本定例会に上程されております議案第46号 令和2年度千曲
市一般会計歳入歳出決算認定について、賛成討論をさせていただきます。 令和2年度の当初予算は、東日本台風の災害復旧・復興を最優先に、先送りできる事業は先送りし、必要な事業を継続することを念頭に、歳入歳出それぞれ263億8,000万円でスタートいたしましたが、新型コロナウイルス感染症対策として補正予算を組み、歳入決算額は359億5,855万6,530円で、歳出決算額は344億4,372万4,098円と過去最大規模になり、歳入歳出差引額が15億1,484万2,423円となり、繰り越すべき税源を差し引いても8億6,386万4,892円の大きな数字となりました。 歳入歳出差引額が大きくなった要因は、国・県からの東日本台風災害の復旧に係る繰越事業と、新型コロナウイルス感染症拡大に係る経済対策などの支出が多くなったためで、市債も前年末とほとんど同額で、基金も取り崩すことなく黒字決算となりました。 ただ、新型コロナウイルス感染症に対する対策等で市税は前年より2億2,000万円ほど減少し、使用料及び手数料なども減少、自主財源比率が10ポイントほど減少してしまいました。経常収支比率も平成30年度より1.2ポイントも多く、92.0%まで膨れ上がりました。この経常収支比率が高まると、千曲市独自の政策や柔軟性を持った施策が立てにくくなります。ぜひ改善していただきたいと存じます。 それには、まず自主財源の涵養策と規模に合った歳出が必要です。 歳出に関しましては、なお一層の行政改革と公共施設等の統廃合管理を推し進めていただき、計画期間内に完了するよう強く要望いたします。ただ、市民の利便性等をしっかり把握し、行政指導だけではなく、主権者である市民の意見を最優先に対策を検討頂くことを付け加えさせていただきます。 自主財源の涵養策といたしましては、働く場所の確保による所得の安定化、販路拡大等による企業投資、新規企業の参入などが挙げられます。特に、屋代地区土地区画整理事業、市道一重山2号線整備事業、雨宮産業団地造成事業、八幡東産業団地造成事業など大型事業が目立っておりますが、全てが順調というわけではありません。しっかりとした計画の下、市民に経過説明と、県などとの連携を密に行っていただきたいと存じます。 新しいものだけを追求するのではなく、既存企業のさらなる発展と、今あるものをもう一度見直し、それらに磨きをかけて大切に育てていくことも忘れないでいただきたいと存じます。 主な政策の成果といたしましては、あんずの里保育園建設事業、あんず・雨宮保育園を統合して新たに建設する政策は、これからさらに加速する人口減少を見据えた政策と言えます。更埴文化会館施設復旧工事は、被害を受けてからコロナの影響もありましたが、工事に至るまでの期間に時間がかかり過ぎました。しかし、この休館時を利用して他の改修も行うことは評価をいたします。 また、千曲市気候非常事態宣言を発出していただきました。温暖化対策事業として以前から行っていたマイバック持参率の推進、市内の防犯灯をLEDにすることで二酸化炭素排出抑制、電気代、維持管理の負担軽減を行うなど、温暖化対策を評価いたしますが、さらなる大胆な温暖化対策を推し進め、千曲市がリーダーシップを取れるような温暖化対策を推進していただきたいと存じます。 子育て支援策の対策として、「平成28年から4年間転入が転出を上回っているのは子育て支援策が要因です」としていますが、子育て支援事業は93事業にも上ります。多くの支援事業は広く対応できますが、周知できない、よく分からないとの弊害も生じます。もう少し集約する必要があります。 政策により転入が増えたとは思いますが、それ以上に、土地が安いこと、インフラ整備が整っていること、保育所等が多いこと、大規模食品売場が多く買物しやすい、あるいはクリニックや病院が充実しているから安心など、転入の大きな要因となっています。転入が多くなった最大の原因は、人口減少による転出する若者の減少です。 令和2年度当初予算では考えられなかった新型コロナウイルスが爆発的に感染し、急遽
補正予算等で対応されたことは大きく評価をいたします。また、長野保健所との連携を密にし、さらなる感染症対策を最重要課題として、これからも取り組んでいただきたいと存じます。景気回復のために経済対策も必要でしょうが、新型コロナの感染が続く限り消費は伸びません。一日も早く感染を収束させることが一番の経済対策と思います。千曲市民とともにこの感染症を乗り越えていただきたいと存じます。 今回の決算から見られるように、災害と新型感染により新たな世界が始まりました。いつかは本当の危機が訪れます。そのためにも本決算から新たな世界を皆さんで真剣に考えていく原点としなければなりません。 以上、上程されております議案第46号 令和2年度千曲
市一般会計歳入歳出決算認定について賛成するものであります。皆様の御賛同を頂きますようよろしくお願いを申し上げまして、賛成討論とさせていただきます。
○議長(和田英幸君) 以上で、通告による討論は終わりました。討論を終結し、採決いたします。 なお、採決は、
電子採決システムによる採決をいたします。 お諮りいたします。議案第46号について、原案認定と決するに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンをそれぞれ押してください。 それでは、採決を開始いたします。 (賛成・反対ボタンにより表決)
○議長(和田英幸君) 押し忘れはございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。 賛成多数、よって議案第46号については、原案のとおり認定することに決しました。 議案第47号について討論に入ります。討論の通告がありませんので、討論を終結し、採決いたします。 なお、採決は、
電子採決システムによる採決をいたします。 お諮りいたします。議案第47号について、原案認定と決するに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンをそれぞれを押してください。 それでは、採決を開始いたします。 (賛成・反対ボタンにより表決)
○議長(和田英幸君) 押し忘れはございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。 賛成多数、よって、議案第47号については、原案のとおり認定することに決しました。 議案第48号から議案第61号及び議案第65号、以上15議案については、討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。各議案については、
関係常任委員長報告のとおり、原案認定及び可決と決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、議案第48号から議案第61号及び議案第65号、以上15議案については、原案のとおり認定及び可決することに決しました。 請願第5号については、討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 なお、採決は、
電子採決システムにより採決をいたします。 お諮りいたします。請願第5号については、
建設経済常任委員長報告のとおり、採択と決するに賛成する議員は賛成ボタンを、反対する議員は反対ボタンをそれぞれ押してください。 それでは、採決を開始いたします。 (賛成・反対ボタンにより表決)
○議長(和田英幸君) 押し忘れはございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 押し忘れなしと認め、これをもって採決を確定いたします。 全会一致、よって、請願第5号については採択と決しました。 請願第6号については、討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。請願第6号については、
総務文教常任委員長報告のとおり、採択と決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、請願第6号については、採択と決しました。 請願第7号については、討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。請願第7号については、
総務文教常任委員長報告のとおり、採択と決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、請願第7号については、採択と決しました。 次に、付託事項の中間報告について、総合計画及び創生戦略に関する
特別委員長から中間報告を行いたい旨の申出がありましたので、この際、これを許可いたします。 中村眞一総合計画及び創生戦略に関する
特別委員長。 〔総合計画及び創生戦略に関する
特別委員長 中村眞一君 登壇〕
◆総合計画及び創生戦略に関する
特別委員長(中村眞一君) 総合計画及び創生戦略に関する特別委員会
委員長報告をいたします。 本年3月19日の総合計画及び創生戦略に関する特別委員会設置以降の調査活動の経過報告及び概要について御報告申し上げます。 4月20日、第2回の特別委員会を開催し、本委員会の付託事項となっている基本構想、基本計画、人口ビジョン、まち・ひと・しごと創生戦略、連携中枢都市圏の概要と、第三次総合計画の策定方針について、担当課より説明を受けました。 委員からは、市民が参画しやすい形での作成や、分かりやすい簡潔なものにしてほしいという意見、10年間の総合計画を5年でつくり変えることへの意義を市民に発信してほしいといった意見が出されました。 担当課からは、総合計画審議委員に9名の方の公募があったことや、今後2回の
まちづくりワークショップを開催していき市民の意見をお聞きしていくこと、基本構想、基本計画、実施計画という現在の三層構造を二層構造にしていく簡潔な形も考えられること、また、これまでの総合計画の達成度などについて検証、総括をしてお示ししていくなどの説明がありました。 7月21日、第3回の特別委員会を開催し、担当課より第二次総合計画前期基本計画の検証結果、
まちづくりワークショップの結果、市民意識調査の結果、総合計画審議会の開催報告について説明を受けました。 委員からは、議決案件となる本計画の審議会と議会との意見調整の方法や、他の計画への影響などについて質疑があったほか、計画策定のために市長部局で作成した第三次総合計画策定の視点・方針の作成の経過の説明を求めました。 また、委員会ではこの間、3回にわたり独自の研修会をオンラインで開催してきました。 まず、5月20日は、大正大学の江藤俊昭先生による総合計画策定における議会の関わり方についての御講演を頂きました。住民の声を聴く議会報告会などで出た課題を所管事務調査で審査し、政策提言へつなげていく飯田市の事例や、決算の検証を重視し、予算や総合計画へ反映していくことが重要とのお話を頂きました。 そして、7月1日には、関西学院大学の小西砂千夫先生に御講演を頂き、千曲市の財政分析と総合計画についてお話をお聞きしました。千曲市は、実質単年度収支が3年連続赤字になっていたが、令和2年度の決算が黒字となり、基金の積立額も適正であるため、公債費のコントロールさえできれば総合計画の中身の議論をしていっても問題がないということでありました。 そして8月2日には、株式会社日本総合研究所の主席研究員である藻谷浩介氏に「ポストコロナ時代の千曲市の可能性~総合計画と地域資源の活用について~」と題し講演を頂きました。近隣市町村の主要施策についても、全て人口増減の視点で比較分析していただき、非常に明解な回答を頂きました。 千曲市の地形や産物なども詳細に理解されておられる中で、人口動態データなどを基に千曲市を分析していただきました。千曲市の傾向としてゼロ歳から4歳児の子供の数がほとんど減っていないという特徴があることを上げられ、「千曲市の乳幼児が減っていない原因となっている施策があるはずなので、その理由に気づいてほしい」というお話がありました。 また、「地元で稼いだお金を地元で消費する地域内経済循環拡大や誘客による外貨獲得、地味だが住みやすいまちをつくるために、子育て支援や防災に対してお金を使うことが定住人口を増やすことにつながる」と熱弁されました。 これらの研修会や委員会での調査、研究から、第三次総合計画策定において、最重点計画に盛り込んでほしい項目についての検討を8月20日の第4回特別委員会で行い、その後、委員会で取りまとめた提言を8月27日に議長へ提出し、30日には「第三次千曲市総合計画策定に向けた第一次提言」として、議長から市長へ提出いたしました。 この提言では、まず災害に強い
まちづくり、2番目に感染症対応の医療対策強化と経済支援の継続を最重要課題と取り上げ、そのほか各種産業の基盤整備・態勢整備、そして地域協働の
まちづくりの推進、そして子育てと魅力ある教育環境の整備、最後に日本遺産「月の都 千曲」の積極的活用の計6項目を議会として重点課題といたしました。 そして、本日第三次総合計画の素案が市長部局から提示されましたが、議会で本年実施してきた「市民と語る会」や、直接市民から我々議員へ寄せられている意見ができるだけ反映できるよう、特別委員会においてもその中身を精査し、必要に応じて追加の提言などを行いたいと考えております。 以上が、本日までの当委員会の活動経過でございます。議員各位の一層の御理解と御協力をお願い申し上げ、中間報告といたします。
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△日程第4
常任委員会の閉会中の特定事件の継続審査及び継続調査の件並びに
議会運営委員会の閉会中の所掌事務の継続調査の件
○議長(和田英幸君) 日程第4、
常任委員会の閉会中の特定事件の継続審査及び継続調査の件並びに
議会運営委員会の閉会中の所掌事務の継続調査の件を議題といたします。
関係常任委員長から、目下委員会において調査中の事件について及び所管事務のうち、特定事件の調査項目について並びに議会運営委員長から、議会運営等に関する事項について、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。 お諮りいたします。
関係常任委員長及び議会運営委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、各委員長から申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決しました。
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△追加日程第5 議会第8号 「
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すこと」を求める意見書(案)
△追加日程第6 議会第9号 「さらなる少
人数学級推進と教育予算の増額」「
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充」を求める意見書(案)
○議長(和田英幸君) ただいま
総務文教常任委員長から、議会第8号 「
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すこと」を求める意見書(案)、及び議会第9号 「さらなる少
人数学級推進と教育予算の増額」「
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充」を求める意見書(案)が提出されました。 この際、これを日程に追加して追加日程第5、追加日程第6とし、議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、議会第8号及び議会第9号を日程に追加し、議題とすることに決しました。 議案を配付いたさせます。 (議案配付)
○議長(和田英幸君) 議案の配付漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 配付漏れなしと認めます。 追加日程第5、議会第8号及び追加日程第6、議会第9号、以上2議案を一括議題といたします。 議案に対する提案説明を求めます。 前田
総務文教常任委員長。 〔
総務文教常任委員長 前田きみ子君 登壇〕
◆
総務文教常任委員長(前田きみ子君) 議会第8号 「
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すこと」を求める意見書(案)の提案説明を申し上げます。 本案につきましては、
委員長報告で申し上げましたとおり、同請願を採択したことに伴い、意見書を提出するものであります。 県では2006年度より、文部科学省令で定めていたへき地手当率を基準の8%から1%へと大幅に減額をしました。千曲市にはへき地校はありませんが、県内ではへき地校が多く、近隣では長野市、上田市にあります。 へき地校に勤務する教職員は、都市部の地域と比べ、社会的、経済的負担が大きく、格差が一層拡大しています。 また、勤務する正規の教職員は青年層が過半数を占め、臨時的任用教職員の比率も増加しております。へき地手当率の改善が行われなければ、へき地校での教職員の配置をはじめ、へき地教育にもゆがみが生じ、本県の教育水準の維持や地方自治体の将来の担い手の育成にも影響を与えます。 2021年度は、へき地級地見直しが想定されることから、近隣県とのへき地手当及びへき地手当率に準じる手当の支給率の均衡を勘案し、2005年度以前の水準に戻すことの意見書を県に提出するものであります。 続いて、議会第9号 「さらなる少
人数学級推進と教育予算の増額」「
義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充」を求める意見書(案)の提案説明を申し上げます。 本年度より、国の方針により40年ぶりに35人学級が実現しました。しかし、中学校は40人のままです。 学校現場では、新たな学習指導要領への対応や貧困、いじめ、不登校問題、新たなプログラミング教育や英語学習が本格的に始まるなど、豊かな学びのための教材研究や学習の準備のための時間を十分に確保することが困難な状況にあります。 さらに、自治体の財政力の差で教育に格差が生じぬようにと導入された
義務教育費国庫負担制度は、2分の1から3分の1に減らされ、ゆくゆくはこの制度自体なくなるのではと懸念されています。 どこの子にも行き届いた教育をするために、さらなる少人数学級の推進と指導が難しい複式学級の定員を引き下げること、
義務教育費国庫負担制度を2分の1に復元し、制度を堅持することの本意見書を、国へ提出するものです。 議員各位におかれましては、本案の趣旨を御理解頂きまして、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げ、提案説明といたします。
○議長(和田英幸君) 本来ならばここで暫時休憩をし、意見書案について議案審議を行うところですが、このまま進行してよろしいでしょうか。 (「異議なし」「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 異議なしと認め、このまま進行いたします。 追加日程第5、議会第8号について質疑に入ります。御質疑はありませんか。 (「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 進行の声がありますので、質疑を終結いたします。 議会第8号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。 これより討論に入ります。議会第8号については討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。議会第8号について、原案可決と決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、議会第8号は原案のとおり可決されました。 追加日程第6、議会第9号について質疑に入ります。御質疑はありませんか。 (「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 進行の声がありますので、質疑を終結いたします。 議会第9号については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。 これより討論に入ります。議会第9号については討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。議会第9号について、原案可決と決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(和田英幸君) 異議なしと認めます。よって、議会第9号は原案のとおり可決されました。
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○議長(和田英幸君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。 市長から、閉会の挨拶があります。 小川市長。 〔市長 小川修一君 登壇〕
◎市長(小川修一君) 9月市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。 本定例会は、8月30日に開会し、本日まで18日間にわたり提出いたしました議案について、終始御熱心かつ慎重な御審議を頂きましたことに、厚く御礼申し上げます。 本会議並びに各
常任委員会での貴重な御意見、御提言につきましては、十分その意を尊重いたしまして、市政運営に活かしてまいります。 ここで、閉会に当たり、若干の時間を頂きまして、市政をめぐる情勢などについて申し上げます。 はじめに、新型コロナウイルス感染症についてでございます。 長野県は、8月30日、感染力の強さや重症化しやすいと指摘されるデルタ株が広がる中で、確保病床使用率の高止まりを受け、新型コロナウイルスの感染拡大を徹底的に食い止めるという観点から、全県の特別警報Ⅱを9月12日まで延長するとともに、9月3日から9月12日までの10日間を「命と暮らしを救う集中対策期間」として、感染防止対策を強化しました。 市におきましても県と連携し、駅やスーパーでの街頭啓発、ホームページやSNS、広報車による広報活動、市有施設の利用休止措置など、感染拡大防止対策の強化に取り組んできたところであります。 御承知のとおり、県は陽性者数が減少傾向にあること、確保病床使用率が医療非常事態宣言発出時の目標であった40%以下になったことから、全県に発出していた医療非常事態宣言を9月12日に解除、13日に医療警報に切り替え、14日には医療提供体制への負荷が軽減されつつあるとして、医療警報を解除したところであります。 しかし、全国的には緊急事態宣言の発出地域を中心に、感染状況が依然として厳しい地域があることから、今後も感染が再拡大する可能性を否定できません。 市民の皆様には、引き続き基本的感染防止対策を再徹底していただくとともに、体調が悪い時には、速やかに医療機関に相談していただきますようお願いいたします。 また、2回のワクチン接種が終了した方も、改めて感染防止対策の徹底をお願いいたします。 現在、国からワクチン供給の見通しが立たないことから、接種予約を一時休止しており、接種を希望される方には御迷惑をおかけしておりますが、供給の見通しが立ち次第、速やかに予約を再開してまいります。 なお、感染者の特定や個人情報の拡散、個人や施設に対する差別や誹謗中傷を行うことなく、思いやりと支え合い、その心を持って御自身と大切な御家族の命を守り、多くの方の命と暮らしを救うための行動に御協力を頂きますよう、重ねてお願い申し上げます。 次に、千曲
市まちづくりアカデミーについてでございます。 昨日の市
議会全員協議会において、千曲
市まちづくりアカデミーの
アドバイザー委嘱について説明させていただきました。また、本日の会議では、議員各位から様々な御意見、御質問を頂戴したところであります。 繰り返しになりますが、千曲
市まちづくりアカデミーは、市が直面する課題や長期的戦略を必要とする政策課題等の解決に資するため、専門分野の学識経験者を構成員として設置するものであり、市長のシンクタンク的な位置づけのほか、市民や職員に対し、講演会等を通じて各専門分野の最新情報を紹介していただく等の仕組みも備えております。 私は、千曲
市まちづくりアカデミーの活性化を図りたく、現在、健康福祉分野に熊谷勝子氏、地方創生分野に若狭清史氏、環境・子育て・女性活躍・移住定住等の分野に中島恵理氏を委嘱しているところであります。 今後、他の分野につきましても、
アドバイザーの選考を進め、それぞれの分野の有識者、専門家から私の政策に対し助言を頂く中で、市が直面する課題の解決、また提供される情報を基に、新たな施策の立案など市政運営に活かしてまいりますので、何とぞ御理解を頂きますようお願い申し上げます。 以上申し上げ、市政をめぐる情勢とさせていただきます。 これからの季節、朝夕はしのぎやすくなってまいりますが、日中は日差しが強い日もあり、昼夜の気温差も激しいことから、議員の皆様におかれましては、健康にも十分御留意頂き、引き続き千曲市発展のためにお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 以上一言申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(和田英幸君) 以上をもちまして、令和3年第5回千曲市議会定例会を閉会といたします。お疲れさまでした。 午後5時34分 閉会
---------------------------------------地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和3年 9月16日千曲市議会議長 和田英幸千曲市議会副議長
柳澤眞由美千曲市議会議員 袖山廣雄千曲市議会議員 小玉新市...