平成23年第2回
定例会会議録議事日程 平成23年6月27日(月曜日)午前10時 開 議 第1
会議録署名議員の指名 第2 議案第46号 平成23年度関市
一般会計補正予算(第1号) 第3 議案第47号 平成23年度関市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 第4 市議第4号 「
土砂災害警戒区域等における
土砂災害防止対策の推進に関する法律」に 伴う
固定資産税の
減価補正に関する
全国統一基準の設置を求める意見書 第5 市議第5号
公立学校施設における
防災機能の整備の推進を求める意見書 第6 市議第6号 浜岡原発の
永久停止・廃炉、
高速増殖炉「もんじゅ」の
開発計画の中止お よび老朽化した美浜原発、
敦賀原発の運転中止を求める意見書 第7
関市議会各
常任委員会の閉会中の継続調査について本日の会議に付した事件 1 議事日程第1から第7まで出席議員(25名) 1番 田 中 巧 君 2番 波多野 源 司 君 3番 土 屋 雅 義 君 4番 山 田 美代子 君 5番 山 田 菊 雄 君 6番 猿 渡 直 樹 君 7番 小 森 敬 直 君 8番 鷲 見 勇 君 9番 村 山 景 一 君 10番 武 藤 隆 夫 君 11番 後 藤 信 一 君 12番 鵜 飼 七 郎 君 13番 山 藤 鉦 彦 君 14番 足 立 将 裕 君 15番 幅 永 典 君 16番 市 川 隆 也 君 17番 長 屋 和 伸 君 18番 西 部 雅 之 君 19番 太 田 博 勝 君 20番 三 輪 正 善 君 21番 丹 羽 栄 守 君 22番 石 原 教 雅 君 23番 尾 関 健 治 君 24番 桜 井 幸 三 君 25番 松 田 文 男 君欠席議員(なし)説明のため出席した者 市 長 尾 藤 義 昭 君 副 市 長 青 山 雅 紀 君 教 育 長 吉 田 康 雄 君 市 長 公 室 長 篠 田 嘉 弘 君 企 画 部 長 大 野 隆 幸 君 総 務 部 長 鈴 木 康 氏 君 福 祉 部 長 加 藤 茂 君
市民環境部長 長 屋 勉 君 経 済 部 長 吉 田 桂 一 君 建 設 部 長 酒 向 成 直 君 建 設 部 参 事 平 岡 康 彦 君 建 設 部 次 長 片 桐 正 二 君 水 道 部 長 後 藤 美 和 君 会 計 管 理 者 川 合 貢 君
教育委員会事務局長 中 村 繁 君出席した
事務局職員 局 長 小 林 誠 次 長 加 藤 源一郎 課 長 補 佐 渡 辺 悟 主 任 主 査 加 藤 直 之 係 長 廣 瀬 正 則 午前10時00分 開議
○議長(
長屋和伸君) 皆さん、おはようございます。 これより平成23年
関市議会第2回定例会第5日目の会議を開きます。 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第77条の規定により私から指名をいたします。 12番 鵜飼七郎君、13番
山藤鉦彦君のお2人にお願いをいたします。 これより議案の審議に入ります。 日程第2、議案第46号、平成23年度関市
一般会計補正予算(第1号)、日程第3、議案第47号、平成23年度関市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の2件を一括議題といたします。 これら2件は、所管の各
常任委員会に付託してございますので、その審査結果につきまして各委員長から御報告をお願いをいたします。 最初に、
総務厚生委員長からお願いをいたします。 13番
山藤鉦彦君、どうぞ。 (13番
山藤鉦彦君登壇)
◆13番(
山藤鉦彦君) それでは、御指名をいただきましたので、
総務厚生委員会の審査結果の報告をさせていただきます。 今定例会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案第46号、平成23年度関市
一般会計補正予算(第1号)の
所管部分、議案第47号、平成23年度関市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の2件であります。 これらの案件を審査するため、6月20日、全
委員出席の上、委員会を開催いたしました。 審査に当たりましては、
関係部課長の出席を求め、当局の詳細な説明を受けた後、細部にわたって質疑し、慎重に審査をいたしました。 主な質疑の内容についてでございますが、議案第46号の
所管部分では、2款総務費、1項
総務管理費、
財産管理費委託料の
公民センター耐震補強工事に関する設計・監理について、耐震補強の対象となる施設数と今後の
施設管理に対する市の方針を問う質疑に対しまして、当局より、耐震補強が必要な
公民センターは16か所あり、今年度は巾、南部、西部、平賀、
新田公民センターの5か所の工事と来年度工事予定の5か所の実施設計を行う予定である。また、今後の
公民センターの
施設管理については、地元の希望を聞きながら無償譲渡していく方針であるとの答弁がございました。 また、3款民生費、1項
社会福祉費、
老人福祉費の補助事業であります要
支援者マップ整備の内容を問う質疑に対しましては、当局より、
社会福祉協議会が行っている見守りネットワークの情報を地図に表示し、その情報を
社会福祉協議会と
高齢福祉課及び
地域包括支援センターで共有すると同時に、平常時には見守り活動に役立て、また災害時には要支援者の安否の確認に利用するものである。また、対象者は65歳以上の
ひとり暮らし高齢者や
高齢世帯等を登録する予定であるとの答弁がありました。 そして、採決の結果、議案第46号の
所管部分、議案第47号の2件は、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
総務厚生委員会の審査結果の報告を終わります。 (降 壇)
○議長(
長屋和伸君) 御苦労さまでした。 次に、
文教経済委員長、お願いをいたします 25番
松田文男君、どうぞ。 (25番
松田文男君登壇)
◆25番(
松田文男君) 御指名いただきましたので、
文教経済委員会の審査結果の報告をさせていただきます。 今定例会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案第46号、平成23年度関市
一般会計補正予算(第1号)の
所管部分の1件であります。 この案件を審査するため、6月21日、全
委員出席の上、委員会を開催いたしました。 審査に当たりましては、
関係部課長の出席を求め、当局の詳細な説明を受けた後、細部にわたって質疑し、慎重に審査いたしました。 主な質疑の内容についてですが、議案第46号の
所管部分で、5
款農林水産業費、2項林業費の林道・銚子谷線の法面工事に関し、林道の危険箇所や通行止めなど、安全管理はだれがどのように行っているのかとの質疑に対し、当局より、林道については管理者である市が
道路パトロールを随時行っており、特に銚子谷線についてはことしの冬の雪崩などによって崩落している箇所があり緊急に改修する必要があるため、
補正予算で対応したいとのことでした。銚子谷線のほかの箇所についても計画的に整備しており、今後も安全確保に努めたいとの答弁がありました。 また、6款商工費、1項商工費、
アピセ・関の
駐車場用地を購入する目的を問う質疑に対しまして、当局より、
アピセ・関は利用率も高く、多いときで200台程度の駐車が見込まれる日が月に数回ほどあり、駐車場を一体利用することにより利用者の利便性を向上できるとともに、20年前からこの駐車場の用地交渉を行ってきた経緯もある。また、当該用地には廃屋が建っており、地元においては防犯上の問題も指摘され、こうした観点から、この機に当該用地の購入をしたいとの答弁がありました。 そして、採決の結果、議案第46号の
所管部分は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
文教経済委員会の審査結果の報告を終わります。 (降 壇)
○議長(
長屋和伸君) 御苦労さまでした。 次に、
建設委員長、お願いをいたします。 20番
三輪正善君。 (20番
三輪正善君登壇)
◆20番(
三輪正善君) 御指名をいただきましたので、
建設委員会の審査結果の報告をさせていただきます。 今定例会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案第46号、平成23年度関市
一般会計補正予算(第1号)の
所管部分の1件であります。 この案件を審査するため、6月22日、全
委員出席の上、委員会を開催いたしました。 審査に当たりましては、
関係部課長の出席を求め、当局の詳細な説明を受けた後、細部にわたって質疑し、慎重に審査いたしました。 主な質疑の内容についてですが、議案第46号の
所管部分で、7款土木費、2項
道路橋りょう費の
坂田関線改良工事における
土地収用法の適用に至る経緯についての質疑に対しまして、当局より、この事業は平成19年度に着手したが、
土地所有者の変更により道路用地を取得する交渉が困難を極めたため、他市の状況を確認し、県や
顧問弁護士に相談するなど協議した結果、今後も任意交渉は引き続き行うが、
土地収用法の適用が妥当と判断し、
収用手続きに係る調査・設計費用を計上した。当該路線は、この土地を除く部分については平成22年までに工事が完成しており、早期に供用開始を求める地元の声にこたえたいとの答弁がありました。 また、4項
都市計画費では、
公園トイレの調査・設計について、なぜ当初予算に見込まないのかとの質疑に対しまして、当局より、事業実施に向けて工事費は当初の予算に計上したが、ワークショップの意見を参考にトイレの仕様を既製品から自由度の高い在来工法に変更することで経費の削減なども期待できるため、今回の
補正予算で対応していきたいとの答弁がありました。 そして、採決の結果、議案第46号の
所管部分は、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、
建設委員会の審査結果の報告を終わります。 (降 壇)
○議長(
長屋和伸君) 御苦労さまでした。 それでは、これより各委員長の審査結果の報告に対する質疑を行います。 質疑のある方はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 質疑もないようですので、質疑を終わります。 討論のある方はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 討論もないようですので、討論を終わります。 これより採決をいたします。 最初に、議案第46号、平成23年度関市
一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。 本件は、各
常任委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、議案第46号は、各
常任委員長の
報告どおり可決をされました。 次に、日程第3、議案第47号、平成23年度関市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決をいたします。 本件は、
総務厚生委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、議案第47号は、
総務厚生委員長の
報告どおり可決されました。 次に、日程第4、市議第4号、「
土砂災害警戒区域等における
土砂災害防止対策の推進に関する法律」に伴う
固定資産税の
減価補正に関する
全国統一基準の設置を求める意見書、日程第5、市議第5号、
公立学校施設における
防災機能の整備の推進を求める意見書、日程第6、市議第6号、浜岡原発の
永久停止・廃炉、
高速増殖炉「もんじゅ」の
開発計画の中止および老朽化した美浜原発、
敦賀原発の運転中止を求める意見書、以上3件を一括議題といたします。 これら3件は、直ちに
提出議員代表の説明を求めます。 最初に、20番
三輪正善君、どうぞ。 (20番
三輪正善君登壇)
◆20番(
三輪正善君) 御指名をいただきましたので、市議第4号、「
土砂災害警戒区域等における
土砂災害防止対策の推進に関する法律」に伴う
固定資産税の
減価補正に関する
全国統一基準の設置を求める意見書につきまして、案文を朗読し説明とさせていただきますので、よろしくお願いします。 「
土砂災害警戒区域等における
土砂災害防止対策の推進に関する法律」に伴う
固定資産税の
減価補正に関する
全国統一基準の設置を求める意見書(案)。
土砂災害警戒区域等における
土砂災害防止対策の推進に関する法律(通称:
土砂災害防止法)による「
土砂災害特別警戒区域(
レッドゾーン)」に指定された区域は、特定の開発行為や建築物の構造などに対して規制がかかることになります。 土砂災害に関連した税の補正に関しては、
砂防指定地に係る評価は、
固定資産評価基準(地方税法第388条第1項に定めるもの)に明記されていますが、
土砂災害防止法による「
特別警戒区域」の
固定資産税の評価については明記されておらず、
減価補正は
市町村ごとの対応となっています。そのため、
市町村ごとに
減価補正の状況が異なり、市町村間の不均衡が生じることとなります。 よって、国においては、
土砂災害防止法による「
特別警戒区域」の評価の取り扱いについて、以下の事項を要望します。 記。 1
土砂災害防止法による「
特別警戒区域」の
固定資産税の評価について、評価額の減価措置を定めた
全国統一基準を設置すること。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成23年6月27日、岐阜県
関市議会。 提出先としましては、
衆議院議長、
参議院議長、
内閣総理大臣、
内閣官房長官、総務大臣、財務大臣、
国土交通大臣。
提出議員は、敬称を略して紹介いたします。太田博勝、
松田文男、市川隆也、
猿渡直樹、土屋雅義、山田菊雄、不肖、
三輪正善でございます。 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 (降 壇)
○議長(
長屋和伸君) 次に、14番
足立将裕君、どうぞ。 (14番
足立将裕君登壇)
◆14番(
足立将裕君) 御指名をいただきましたので、市議第5号につきまして案文を朗読して提案説明にかえさせていただきます。
公立学校施設における
防災機能の整備の推進を求める意見書(案)。 これまで
公立学校施設は大規模地震や豪雨等の非常災害時には地域住民の防災拠点として中心的な役割を担ってきました。この度の
東日本大震災においても、多くの被災住民の避難場所として利用されるとともに、必要な情報を収集また発信する拠点になるなど様々な役割を果たし、その重要性が改めて認識されています。しかし一方で、多くの
公立学校施設において、備蓄倉庫や
自家発電設備、
緊急通信手段などの
防災機能が十分に整備されていなかったため、避難所の運営に支障をきたし、被災者が不便な避難生活を余儀なくされるなどの問題も浮き彫りになりました。こうした実態を踏まえ、現在、避難所として有すべき
公立学校施設の
防災機能の在り方について、様々な見直しが求められています。 政府は、
公立学校施設の
学校耐震化や
老朽化対策等については、地方自治体の要望に応え、毎年
予算措置等を講ずるなど、積極的な推進を図っていますが、本来これらの施策と並行して全国的に取り組まなければならない
防災機能の整備向上については、十分な対策が講じられていないのが実情です。よって、政府におかれては、大
規模地震等の災害が発生した際、
公立学校施設において、地域住民の「安全で安心な避難生活」を提供するために、耐震化等による安全性能の向上とともに、
防災機能のいっそうの強化が不可欠であるとの認識に立ち、以下の項目について、速やかに実施するよう強く要望します。 記。 1
公立学校施設を対象として、今回の
東日本大震災で明らかになった
防災機能に関する諸課題について、阪神・
淡路大震災や新潟県
中越沖地震などの過去の大規模災害時における事例も参考にしつつ、十分な検証を行うこと。 2
公立学校施設を対象として、避難場所として備えるべき、必要な
防災機能の基準を作成するとともに、
地方公共団体に対し、その周知徹底に努め、
防災機能の整備向上を促すこと。 3
公立学校施設を対象として、
防災機能の整備状況を適宜把握し、公表すること。 4
公立学校施設の
防災機能を向上させる先進的な
取り組み事例を収集し、様々な機会を活用して
地方公共団体に情報提供すること。 5
公立学校施設の
防災機能向上に活用できる国の
財政支援制度に関して、
地方公共団体が利用しやすいよう、制度を集約し、窓口を一元化すること。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成23年6月27日、岐阜県
関市議会。 提出先は、
内閣総理大臣、
文部科学大臣、
国土交通大臣、総務大臣でございます。
提出議員は、敬称を略して紹介させていただきます。
松田文男、山田菊雄、
猿渡直樹、土屋雅義、市川隆也、幅永典、
足立将裕でございます。 御賛同のほど、よろしくお願い申し上げます。 (降 壇)
○議長(
長屋和伸君) 次に、6番
猿渡直樹君、どうぞ。 (6番
猿渡直樹君登壇)
◆6番(
猿渡直樹君) 市議第6号について、
提出議員を代表して説明をさせていただきます。お手元の案文を朗読させていただきます。 浜岡原発の
永久停止・廃炉、
高速増殖炉「もんじゅ」の
開発計画の中止および老朽化した美浜原発、
敦賀原発の運転中止を求める意見書(案)。
東日本大震災で起きた
東京電力福島第一
原子力発電所の過酷事故は、未だ収束のめどが立たない状況です。この事故は、世界有数の地震国、津波国の日本に、原発を集中立地させることがいかに危険なことか、国民の前に明らかにしました。原発行政の見直しが求められています。 静岡県にある中部電力の
浜岡原子力発電所は、巨大地震(マグニチュード8級)が想定されている東海地震の震源域の真上という世界に例がない異常な場所にあります。東海地震の今後30年以内の発生確率(参考値)は87%とされ、いつ地震が起こってもおかしくないという切迫性からみて運転停止は当然の判断です。この場所への
原発立地そのものが無謀であり、政府が要請したような一時的な停止にとどまらず、
永久停止・廃炉にすべきです。 また、福井県にある
日本原子力研究開発機構の
高速増殖炉「もんじゅ」、日本原子力発電の
敦賀原子力発電所、関西電力の
美浜原子力発電所は岐阜県から80キロメートル圏内にあります。「もんじゅ」は、1995年12月に
ナトリウム(冷却材)漏れ火災が発生して以降、14年5カ月間停止しました。昨年5月に再開しましたが、同年8月には燃料交換のための
炉内中継装置(3.3トン)が炉内に落下する事故を起こし再び停止しています。
高速増殖炉は空気や水に触れると激しく燃える
ナトリウムを冷却材に使い、強い毒性を持つプルトニウムを燃料にするなど、危険性が高く技術的困難を抱え、
開発計画から欧米各国は撤退しています。
高速増殖炉「もんじゅ」の開発は中止するべきです。
敦賀原発、美浜原発は、営業運転を開始して以来、30年から40年を超えるなど老朽化が進んでいます。「もんじゅ」、敦賀発電所、
美浜発電所は、活断層から1キロ以内にあると原子力安全・保安院長が認めています。地震や津波で外部電源などが断たれ冷却機能を失えばコントロールが効かなくなる原発の危険性は、
福島原発事故で浮き彫りになりました。活断層の集中地帯に原発を立地させること自体が国際的にみても異常であり、危険性は否定できません。老朽化が進む
敦賀原発、美浜原発は運転を中止することが必要です。 よって、新たな
原発災害を起こさないために、以下の事項について早急に実行するよう求めます。 記。 1
浜岡原子力発電所は、
永久停止し廃炉にすること。 2
高速増殖炉「もんじゅ」の
開発計画を中止すること。 3 老朽化した
敦賀原子力発電所、
美浜原子力発電所の運転を中止すること。 以上、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 平成23年6月27日、岐阜県
関市議会。 提出先は、
衆議院議長、
参議院議長、
内閣総理大臣であります。
提出議員は、敬称を略して紹介させていただきます。私、
猿渡直樹のほか、小森敬直、
松田文男、桜井幸三、山田菊雄、以上5名でございます。 よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 (降 壇)
○議長(
長屋和伸君) 説明が終わりましたので、これら3件に対する質疑を行います。 質疑のある方はございませんか。 9番 村山景一君、どうぞ。
◆9番(村山景一君) 市議第5号についてお尋ねをいたします。
公立学校施設は、第一義的には
教育施設でありまして、避難所等はやはりそれにふさわしい施設で対応されるのが最も望ましいわけでございますけれども、大災害時にはやむを得ず
教育施設を利用されているものと思っております。 意見書の5項目めの中で、その
教育施設を「国の
財政支援制度に関して、
地方公共団体が利用しやすいよう、制度を集約し、窓口を一元化する」とございますけれども、この内容はどういうものなのか、もう少し詳しく御説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
長屋和伸君) 提案議員の答弁をお願いをいたします。 14番
足立将裕君。
◆14番(
足立将裕君) 窓口を一元化するということは、
教育施設でありますので、文科省であったり、また災害ということで国交省であったり、また総務省であったり、いろいろな省庁が考えられますが、こういったものを一元化した窓口にするということでございます。
○議長(
長屋和伸君) ほかに質疑はございませんか。 1番 田中巧君、どうぞ。
◆1番(田中巧君) 市議第6号について、原発の中止についての意見についてお尋ねいたします。 国民において安全確保については大変重要な御意見だと思いますけれども、先般の浜岡原発の停止によりまして、電力不足や労働者の雇用の問題等いろんな問題が発生しております。その辺について御検討された上での御意見なのか、その辺を簡潔にお尋ねいたします。
○議長(
長屋和伸君) 提案議員の答弁をお願いをいたします。 6番
猿渡直樹君、どうぞ。
◆6番(
猿渡直樹君)
原子力発電所については、今これを日本全国で直ちに提出した場合、大きな影響が心配されております。このエネルギー問題については、今後5年ないし10年をかけて転換を図っていくということが当然必要でありますが、その間の移行についてどのように問題を解決するかという大きな課題があることは承知しておりまして、今御指摘のような電力不足、雇用問題に対する対応策、あるいは原発の代替案というのが当然必要であると、このように考えております。 しかしながら、福島第一
原子力発電所の事故で明らかになったように、これまで絶対に過酷事故は起こらない、発生確率は0%であるかのように言われてきた原発が、取り返しのつかない大事故を起こし、いまだその収束が図られない状況、こういう事態を受けまして、この関市に特にかかわりのある
浜岡原子力発電所や福井県の
原子力発電所について、その危険性にかんがみて適切な対応をとっていただくように、この意見書は提出をいたしました。問題が起こるから危険を避けることはできないということではなく、まず危険を避ける措置は、これは避けることのできない問題として、正面に国の課題として据えていただく、その上で、さまざまな問題について国において総合的な対策をとっていただく、そういう立場に立っております。
○議長(
長屋和伸君) ほかに質疑はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ほかに質疑もないようですので、これで質疑を終わります。 討論のある方はございませんか。 13番
山藤鉦彦君、どうぞ。 (13番
山藤鉦彦君登壇)
◆13番(
山藤鉦彦君) それでは、明政会を代表いたしまして、ただいま提案されました意見書の市議第5号と市議第6号につきまして、賛成できない理由を述べたいと思います。 最初に、市議第5号、
公立学校施設における
防災機能の整備の推進を求める意見書につきましては、災害時における避難所となる公立学校に
防災機能の整備向上を求めるものでございます。 大規模災害時に小・中学校が避難所となり、被災者が学校施設で生活する例は少なくありません。特に大規模災害により家屋が倒壊し生活の場を失った方々にとっては、仮設住宅による仮の住まいが確保されるまでは、体育館などの学校施設で生活されることが多くございます。しかし、学校は子どもたちの教育の場であり、子どもたちの教育が著しく制限されることも事実であります。 また、
東日本大震災でも明らかになったように、仮設住宅ができても、自立した生活や通勤、買い物などの距離的要因から、仮設住宅に申し込みをすることなく学校施設で生活を続けてみえる被災者も少なくないのが現状であります。公立学校に避難場所としての役割を与えることはやむを得ないことではありますが、学校にはいち早く子どもたちの教育の場としての機能を戻すことも必要であります。 そのために、今回明らかになった仮設住宅の問題点など、被災者の支援策とあわせて検討することが必要と考えるため、学校施設のみに的を絞った意見書には賛同できません。 しかし、連日ニュースで報じられる
東日本大震災の避難所の様子を見る限り、もっと快適に過ごされるような手だてを講じられることは、明政会としても強く望むものでございます。 次に、市議第6号、浜岡原発の
永久停止・廃炉、
高速増殖炉「もんじゅ」の
開発計画の中止および老朽化した美浜原発、
敦賀原発の運転中止を求める意見書は、東北地方太平洋沖地震で被害を受けた
東京電力福島第一
原子力発電所に関連し、原発行政の見直しを求めるものでございます。 今回の
東京電力福島原発の事故の重大さは十分理解できるものでございますが、
浜岡原子力発電所を
永久停止し廃炉にすることにつきましては、今後の電力需要や火力発電、再生可能エネルギーの可能性とあわせて検討する必要があるものと考えております。 よって、現時点で浜岡原発の
永久停止を求めることは時期尚早と言わざるを得ないものであり、この意見書には賛同することはできません。 以上、市議第5号、市議第6号に賛同できない理由を述べて、明政会の討論といたします。 (降 壇)
○議長(
長屋和伸君) ほかに討論のある方はございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 討論もないようですので、これで討論を終わります。 これより採決を行います。 最初に、市議第4号、「
土砂災害警戒区域等における
土砂災害防止対策の推進に関する法律」に伴う
固定資産税の
減価補正に関する
全国統一基準の設置を求める意見書を採決をいたします。 本件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、市議第4号は原案のとおり可決されました。 次に、市議第5号、
公立学校施設における
防災機能の整備の推進を求める意見書を採決いたします。 本件は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手をお願いをいたします。 (賛成者挙手) 賛成少数と認めます。 よって、市議第5号は否決をされました。 次に、市議第6号、浜岡原発の
永久停止・廃炉、
高速増殖炉「もんじゅ」の
開発計画の中止および老朽化した美浜原発、
敦賀原発の運転中止を求める意見書を採決をいたします。 本件は、原案のとおり決することに賛成の方は挙手をお願いをいたします。 (賛成者挙手) 賛成少数と認めます。 よって、市議第6号は否決をされました。 次に、日程第7、
関市議会各
常任委員会の閉会中の継続調査についてを議題といたします。 本件は、各
常任委員会の委員長より管外視察を調査をするために、委員会条例第38条に基づき、調査終了するまで閉会中の継続調査の申し出がありました。 お諮りをいたします。 本件は、閉会中の継続調査を承認することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、
常任委員会の委員長の申し出どおり、閉会中の継続調査を承認することに決しました。 次に、当局より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 青山副市長、どうぞ。
◎副市長(青山雅紀君) ただいま議長さんよりお許しをいただきましたので、報告をさせていただきます。 事前にお手元に、
関市議会第2回定例会報告資料ということで配付させていただきました、5,000万円以上の工事請負契約でございます。期間といたしましては、平成23年3月18日から6月17日までの入札分でございます。 内容につきましては記載のとおりでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
長屋和伸君) 次に、監査委員から、
地方自治法第235条の2第1項及び第3項の規定により、例月現金出納検査報告書2件が皆様のお手元に配付してございますので、御承知おき願います。 以上をもちまして、今定例会に提案になりました案件はすべて議了いたしました。 これをもちまして、平成23年
関市議会第2回定例会を閉会をいたします。
◎議会事務局長(小林誠君) それでは、御起立をお願いします。 ただいまから閉会式を行います。 初めに、議長からごあいさつをいただきます。 (議長
長屋和伸君登壇)
○議長(
長屋和伸君) 閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位には、22日間にわたる本定例会会期中、提出をされました議案を初め、当面する市政の諸問題について終始熱心に御審議を賜り、感謝申し上げます。おかげをもちまして、ここにすべての案件を議了することができました。 議員並びに執行部各位には、議事運営に格別の御協力をいただきましたことを心から御礼申し上げます。 今定例会は、改選後初となる定例会でありまして、新たな議会構成のもと、市長提出議案を初めさまざまな問題や課題について議論をいただきました。特に今定例会では、新たな議員となられた方々も含め、18名もの議員から広く市政全般にわたる内容の代表質問、一般質問が行われました。 また、多くの市民の傍聴のもとに活発な質問、答弁がなされたことは、開かれた議会を目指す
関市議会にとって大変有意義な定例会になったと思う次第であります。 今後とも関市のさらなる飛躍のため、行政と議会が車の両輪のごとく、ともに市民の福祉向上を目指して前進してまいりたいという所存でございます。 議員の皆様、執行部の皆様には、御健康には特に留意され、今後も市政発展のための御尽力をお願いを申し上げ、今定例会の閉会のごあいさつといたします。 皆さん、連日にわたりましてまことに御苦労さまでございました。ありがとうございました。 (降 壇)
◎議会事務局長(小林誠君) 続きまして、市長からごあいさつをいただきます。 (市長 尾藤義昭君登壇)
◎市長(尾藤義昭君) 平成23年
関市議会第2回定例会の閉会に当たりまして、一言お礼を申し上げます。 6月6日から始まりました今定例会も本日をもって閉会となりますが、提案させていただきました条例の一部改正、
補正予算などにつきまして慎重に御審議を賜り、まことにありがとうございました。 今定例会で多くの貴重な御意見、御提案をいただきました。代表質問でもお答えさせていただきましたように、私はこれまで市民生活を根底から支える安全・安心なまちづくりに一貫して取り組んでまいりました。今後は特に子育て支援、健やかな教育、安心できる老後という3つの大きな柱によるまちづくりを進め、安心して子どもを産み育てられる環境整備や医療福祉体制の充実などに全力で取り組んでまいりますので、引き続き御理解と御協力をお願い申し上げます。 最後になりましたが、議員の皆様方におかれましては、公私ともに大変お忙しい日々が続くことと御推察いたしますが、健康には十分御留意いただき御活躍いただきますことを御祈念申し上げまして、お礼のごあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。 (降 壇)
◎議会事務局長(小林誠君) 以上をもちまして、閉会式を終わります。 御苦労さまでした。 午前10時46分 閉会上会議の顛末を記録し、相違ないことを証するために署名する。
関市議会議長 長 屋 和 伸
関市議会議員 鵜 飼 七 郎
関市議会議員 山 藤 鉦 彦...