高木将延君、登壇し、挨拶をお願いいたします。
5: ◯4番(
高木将延君) 皆様、おはようございます。
再び可児市議会議員としてお世話になることになりました
高木将延でございます。
3年間のブランクがございますが、どうぞよろしくお願いいたします。
3年の間に、市民の皆様はコロナ禍によって大変苦しまれておりまして、その声が市政に届いていない状況、そして、逆に市が行っているコロナウイルス感染症対策等が市民にうまく伝わっていない状況というのを見てきました。
可児市議会が進めている議会改革によって市民の声が市政に届く、そんな議会であるように、さらに市民の皆様に対して丁寧な議会であるように尽力してまいりますので、今後とも御指導よろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
6:
◯議長(
板津博之君) これより本日の会議を開きます。
本日の日程は、お手元に配付しましたとおり定めましたので、よろしくお願いします。
──────────────────────────────────────
会議録署名議員の指名
7:
◯議長(
板津博之君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、22番議員 林則夫君、1番議員 奥村新五君を指名します。
──────────────────────────────────────
会期の決定について
8:
◯議長(
板津博之君) 日程第2、会期の決定についてを議題とします。
今期
臨時会の会期は、本日1日としたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
9:
◯議長(
板津博之君) 御異議がないものと認めます。よって、今期
臨時会の会期は本日1日と決定しました。
──────────────────────────────────────
議席の指定について
10:
◯議長(
板津博之君) 日程第3、議席の指定を行います。
今回、当選されました
高木将延君の議席は、会議規則第4条第2項の規定により、4番に指定します。
──────────────────────────────────────
諸般の報告
11:
◯議長(
板津博之君) 日程第4、諸般の報告をします。
初めに、地方自治法第180条第2項の規定による専決処分の報告が市長から提出されましたので、配付しました。
次に、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定により、令和4年8月分の例月出納検査結果の報告がありましたので、その写しをお手元に配付しました。
次に、閉会中の委員の選任について報告します。
高木将延君におきましては、委員会条例第7条第1項ただし書の規定により、欠員となっております予算決算委員会、建設市民委員会の各委員に10月24日付をもって選任しました。
──────────────────────────────────────
議案第65号について(提案説明・質疑・討論・採決)
12:
◯議長(
板津博之君) 日程第5、議案第65号 令和4年度可児市一般会計補正予算(第6号)についてを議題とします。
提出議案の説明を求めます。
企画部長
坪内豊君。
13:
◯企画部長(
坪内 豊君) 議案第65号について御説明いたします。
資料番号1、議案書の1ページをお願いします。
令和4年度可児市一般会計補正予算(第6号)につきまして、内容を資料番号2の令和4年度可児市補正予算書で御説明いたします。
予算書の1ページをお願いします。
既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3億5,300万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ348億2,200万円とするものです。
2ページを御覧ください。
初めに歳出から説明させていただきます。
民生費3億6,870万円の増額は、エネルギー、食料品等の物価高騰対策として、高校3年生世代までの子供を養育する世帯に対して、1世帯当たり3万5,000円の子育て世帯負担軽減給付金を支給するための費用を追加するものでございます。
款2の総務費1,570万円の減額は、今回の補正予算の歳入歳出の調整のため、財政調整基金の積立金を減額するものでございます。
続きまして歳入です。
国庫支出金1億9,280万円の増額は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額です。
県支出金1億6,020万円の増額は、子育て世帯負担軽減給付金給付事業費補助金の追加です。
説明は以上でございます。
14:
◯議長(
板津博之君) これより質疑を許します。
〔挙手する者あり〕
15:
◯議長(
板津博之君) 11番議員
山田喜弘君。
16: ◯11番(
山田喜弘君) 11番議員、可児市議会公明党の
山田喜弘でございます。
今回、2点にわたりまして質問をさせていただきたいというふうに思います。
今回の給付金事業でありますけれども、岐阜県子育て世帯負担軽減給付金給付事業費補助金を使っての上乗せ、横出しということで、県の説明においては総務省の家計調査による2人以上の世帯の7月の光熱水道費支出は1万9,207円で、前年同月比で2,108円増えたということです。半年分の高騰額をベースに物価高騰が続いているということを加味して、1世帯当たり1万5,000円を算出したとしています。
これをベースに、今回可児市では上乗せ、横出しをするということでございますけれども、改めて、今回新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金と一般財源を使って、物価高騰の影響をより多く受ける一定水準以下の世帯が2万円で、一定水準以上の収入がある世帯に対して3万5,000円を支給するということなので、どうしてこのような差があるのかを御説明していただきたいというふうに思います。
続きまして……。
17:
◯議長(
板津博之君) 一問一答でお願いいたします。
企画部長。
18:
◯企画部長(
坪内 豊君) それではお答えさせていただきます。
今回、全世帯にといいますか、高校生以下の子育て世帯に対しまして3万5,000円を一律に支給させていただくというようなものでございますが、これまでもコロナ対策、物価高騰対策で様々な対策を講じてきた中の一つのものということになりますけれども、その中で今回、可児市といたしましては、子育て世帯全体に対して幅広く支援をしていきたいというようなことがございますので、その中で県の補助金を受けて対象になる方、それから横出しで、県の補助金の対象にならない方というのはどうしても存在をするというようなところに幅広く支援をしていくというような意味で、そういった意味で市のほうの財源として差が出てくるというようなことでございます。以上です。
〔挙手する者あり〕
19:
◯議長(
板津博之君)
山田喜弘君。
20: ◯11番(
山田喜弘君) それで今質問したとおり、県は1万5,000円の積算の根拠として、1か月当たり2,000円ぐらいの高騰に対して半年分程度、1世帯当たり1万5,000円になるように半年分程度を支給するということでありますけれども、具体的に可児市として、月額で幾らでこのぐらいだというのはある、積算の根拠が示せるということですか。
21:
◯議長(
板津博之君) 企画部長。
22:
◯企画部長(
坪内 豊君) 県のほうは、先ほど説明されたような積算根拠で1万5,000円というのを定められたというふうには聞いております。
市といたしましては、県の積算根拠というのがベースとしてありますが、今の物価高の状況を鑑みますと、もうそれ以上にいろんな部分で苦しんでいるというような状況がありますので、そういった意味で上乗せをさせていただくというようなものでございます。上乗せの金額につきましては、やはりこれは財源ありきということになりますので、その財源をベースにして算出をしているというようなものでございます。以上です。
〔挙手する者あり〕
23:
◯議長(
板津博之君)
山田喜弘君。
24: ◯11番(
山田喜弘君) 続いて、質問に当たる前にちょっと紹介させていただきますが、国税庁の民間給与実態統計調査における令和2年分の調査において、1年間を通じて勤務した者の給与階級別給与所得者数、構成比によると給与収入が100万円以下の者は全体で442万人、8.4%、100万円超200万円以下は772万6,000人で13.8%、それから200万円超300万円以下が814万2,000人で15.5%、300万円超400万円以下が913万人で17.4%、400万円超500万円以下が764万3,000人で14.6%、500万円超600万円以下が536万6,000人で10.2%、600万円超700万円以下が339万5,000人で6.5%、700万円超800万円以下が213万人で4.4%、800万円超900万円以下が145万3,000人で2.8%、900万円超1,000万円以下が95万2,000人で1.8%、1,000万円超1,500万円以下が175万3,000人で3.4%、1,500万円超2,000万円以下が38万4,000人で0.7%、2,000万円超2,500万円以下が12万4,000人で0.2%、2,500万円超が14万5,000人で0.3%。この結果によると、1,000万円超の給与収入がある方が全体の4.6%で、1,000万円以下が結局95.4%というふうになるわけでございます。
今回国の1億9,280万円と一般財源等を使うわけでございますけれども、1,000万円以下の給与収入の方のほうがより多く物価高騰の影響が考えられるわけでありますので、一定水準以下のほうが3万5,000円で、一定以下の水準が2万円じゃなくて、これは同額で一定水準以下の方に支給をすべきじゃないかというふうに考えます。3万5,000円ずつで、そこが公平だと思いますけれども、税の配分の仕方として1億9,280万円と一般財源等を使う、その配分の仕方が公平になるようにするというふうなことは考えないんでしょうか。
25:
◯議長(
板津博之君) 企画部長。
26:
◯企画部長(
坪内 豊君) それではお答えさせていただきます。
最初に、先ほどお答えさせていただいたところと近いところがあるんですが、今回の物価高騰対策はこういう形で考えておりますが、これだけではなく、もうかれこれウイズコロナということで様々な対策を行ってまいりました。その中では、最近でも低所得者の方への5万円の給付というような補正も行いましたし、それから子育て世帯に対する支援というようなことでも過去に行っておりますし、あとプレミアムKマネーとか得とく可児みせチケットとか、そういったことで幅広く市民の皆さんに、これは所得制限は当然ありませんので、そういった幅広く使っていただいて、何とか物価高騰とかコロナ禍を乗り越えていただきたいというようなことでやってきております。そういった中の一つとして、今回は子育て世帯に焦点を当てて、そこを幅広く支援していきたいというようなものでございます。
例えば、国から示されております推奨事業というのが今回の事業はございまして、その中では子育て世帯の中に学校給食費への支援というのもございます。例えばこれを学校給食費の支援ということになりますと、所得制限を設ける設けないという話もありますけれども、そういう場合に幅広くというようなことを取っていくということが考え方としてあるのかなというふうに思っております。
今回の3万5,000円一律というのは市としての考え方で、財源が県からの補助金が1万5,000円あるのかないのかという、その1万5,000円の県の財源については所得制限があるというような考え方でございますので、市としては先ほど申し上げましたとおり、子育て世帯全体に広く支援をさせていただくと、そういった考えでございます。以上です。
〔挙手する者あり〕
27:
◯議長(
板津博之君)
山田喜弘君。
28: ◯11番(
山田喜弘君) そういう理屈もあるかもしれないですけれども。
だって、1億9,280万円は市民全員に国から来るお金ですよね。そして1,570万円も一般財源を使うということで、市民の人が負担をさせていただいた中の18歳以下の子育て世代に使うということで、所得の高いほうが3万5,000円支給してもらって、所得の低い方のほうが2万円しか支給されない。県の補助金を使って3万5,000円同士になりますけれども、そこの部分でいうと、やはり何か不公平感を自分としては感じるということですけれども、改めてどうですか。そこは不公平ではないということでよろしいですか。
29:
◯議長(
板津博之君) 企画部長。
30:
◯企画部長(
坪内 豊君) これは先ほど申し上げましたとおり、財源として県の補助金があるというふうに考えていただいたほうがよろしいかと思います。
したがいまして、市として支出させていただくのは公平に3万5,000円というようなことで考えております。以上です。
〔挙手する者あり〕
31:
◯議長(
板津博之君)
山田喜弘君。
32: ◯11番(
山田喜弘君) これは土台が県の1万5,000円の補助金に上乗せ、横出しをしていくということであったので、その理屈がなかなか理解するのは難しい、本当に公平なのかなというような気がします。
来年の3月31日までに事業を執行して報告しなければならないということで、こういう給付金事業を
選択されたということだと思いますけれども、県はあくまで県の事業だということで、あくまで国の予算と一般財源を使うということならば、公平に配分をしたほうがいいんではないかというふうに私は思っております。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
33:
◯議長(
板津博之君) ほかに質疑はございませんか。
〔挙手する者あり〕
34:
◯議長(
板津博之君) 4番議員
高木将延君。
35: ◯4番(
高木将延君) 4番議員
高木将延でございます。
今、山田議員からの質問がありましたけど、県の感覚というか上限金額、あと所得制限等ある中で、可児市一律で3万5,000円というように決められたということですが、やはり所得制限がかかっている部分に3万5,000円で、市のほうでそこだけ2万円というような考え方もできるかなと思うんですが、今回予算の中にシステム改修委託費、あと給付金事務支援委託費等も入っていますが、例えば市のほうで3万5,000円と2万円ということで分けて設定した場合に、この委託費の増額というのは考えられるのかどうかと、あと給付のスケジュールに関して、遅延が起こる可能性があるのかということをちょっと聞きたいと思います。
36:
◯議長(
板津博之君) 福祉部長 加納克彦君。
37: ◯福祉部長(加納克彦君) 委託費につきましては、分けた場合においても増額はないと考えております。
〔挙手する者あり〕
38:
◯議長(
板津博之君)
高木将延君。
39: ◯4番(
高木将延君) 給付のスケジュールに関して、遅れるというような可能性はありますか。
40:
◯議長(
板津博之君) 福祉部長。
41: ◯福祉部長(加納克彦君) スケジュール的には遅れるといったことはないと考えております。
42: ◯4番(
高木将延君) ありがとうございました。
43:
◯議長(
板津博之君) ほかに質疑はございませんか。
〔挙手する者なし〕
44:
◯議長(
板津博之君) 質疑もないようですので、これにて質疑を終結します。
お諮りします。ただいま議題となっております本議案については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
45:
◯議長(
板津博之君) 御異議がないものと認めます。よって、本議案については委員会への付託を省略することに決定しました。
これより討論を許します。
討論のある方は挙手願います。
〔挙手する者なし〕
46:
◯議長(
板津博之君) 討論もないようですので、これにて討論を終結します。
これより、議案第65号 令和4年度可児市一般会計補正予算(第6号)についてを採決します。
お諮りします。本議案は原案のとおり決定することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
47:
◯議長(
板津博之君) 御異議がないものと認めます。よって、本議案は原案のとおり決定しました。
──────────────────────────────────────
議員派遣について
48:
◯議長(
板津博之君) 日程第6、議員派遣についてを議題とします。
お手元に配付しましたとおり、地方自治法第100条第13項及び可児市議会会議規則第167条の規定により、議員を派遣します。
──────────────────────────────────────
閉会の宣告
49:
◯議長(
板津博之君) 以上をもちまして、今期
臨時会に付議されました案件は全て終了しました。
ここで、市長から
発言を求められておりますので、これを許します。
市長
冨田成輝君。
50:
◯市長(
冨田成輝君) 令和4年第6回可児市議会
臨時会の閉会に際しまして、一言御挨拶申し上げます。
本日は、物価高騰対策として子育て世帯負担軽減給付金の支給に向けた補正予算について、慎重な御審議を賜り、また御議決いただきましたことに厚くお礼申し上げます。
ただいま御議決いただきました補正予算による関連事務に直ちに着手し、子育て世帯負担軽減給付金の支給を滞りなく進められるように取り組んでまいります。
新型コロナウイルス感染症につきましては、県内の新規陽性者数は8月下旬をピークに減少が続いてまいりましたが、10月中旬以降、下げ止まりの傾向となっております。イベントなど人が集まる機会が多くなる秋の行楽シーズンを迎え、水際対策の緩和を含めて人流の増加による感染の再拡大が懸念されているところでございます。
市民・事業者の皆様には、めり張りをつけたマスクの着用や手指衛生など、基本的な感染防止対策の徹底にご理解と御理解と御協力をいただき心からお礼申し上げますとともに、感染予防と重症化予防のため、ワクチン接種についてもぜひ御検討いただきますよう、引き続き御理解と御協力をお願い申し上げ、閉会の御挨拶といたします。ありがとうございました。
51:
◯議長(
板津博之君) これをもちまして、令和4年(2022年)第6回可児市議会
臨時会を閉会します。誠にお疲れさまでございました。
閉会 午前9時29分
前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。
令和4年10月26日
可児市議会議長 板 津 博 之
署 名 議 員 林 則 夫
署 名 議 員 奥 村 新 五
発言が指定されていません。 Copyright (c) KANI CITY PLENARY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...